いよいよ本日からパイネのハイキングがスタート。朝食の席からもグレイ氷河と漂う氷塊が見えました。
予報通りの強風の中、専用車で出発。飛ぶように雲が流れていきます。
道中、グアナコの群れに遭遇。まだ小さな子供もいました。
今日のBase las Torresまでのコースの説明をするガイドのヴィンチェンツォ。今日はアシスタントのミッチェルも同行してくれます。
ドライバーのマヌエルはその間シエスタタイムでこの笑顔
今日のコース前半はなだらかな道を進み、ウォームアップにちょうどいい感じです。
そして初夏のこの時期は様々な植物を楽しめます。まずはカラファテの実。お菓子に使ったりピスコサワーに混ぜたりする甘みのあるフルーツです
赤い実をつけるのはチャウラ。
強風に負けず可憐な花も咲いています
赤い花を咲かせるのはノトロ。斜面のところどころが赤く染まります。
少しずつ標高を上げ振り返ると雄大な風景が広がります
そして風の通り道「ウィンディーパス」ではパイネの強風の洗礼を受けました。時速70-80kmくらいのなかなかの風です。
強風の中歩き、チレノ小屋に到着。この時点では雨が吹き付けるあいにくの天候
山小屋にはこんな張り紙が。パタゴニアは強風で天気が変わりやすいということでしょうね。
小屋での休憩のあと、ブナの林の中を歩きます。ところどころ樹皮には「おじいさんのあごひげ」が付いていました。
林を抜けるとニエト山の氷河の雪煙が見えました。最後の岩場の登りが強風だと厳しいという判断の結果、安全な展望所へ向かうことにしました
湖には辿り着けませんでしたが、雲が流れパイネタワーの姿を見ることができました。
パイネタワーをバックに集合写真。周囲の黒い岩山は堆積岩、そしてその下から隆起してきた薄い色のパイネタワーはマグマが固まった花崗岩です。
しばらく景色を楽しんだのち、同じ道を引き返します。帰りは日差しが差し暖かくなりました。
夕暮れの中をホテルへ。パタゴニアの四季を体感した長い1日お疲れ様でした。
神﨑 裕一