こんにちは、ツェルマットから吉原です。
本日は、「ヘルンリ小屋到達」を夢見て今回、女性お一人でスイスにいらしたお客様との一日。
この旅のメイン・イベント!ヘルンリ小屋を目指してまいります。
ここ数日は晴天が続いており、今朝も雲一つない晴れた空。
シュワルツゼーも美しい。
歩き始め頃のマッターホルンの見え方。ニョキって感じです。
シュワルツゼーからは早速結構な斜度の登りが始まります。眼下にツェルマットの街も見えて景色は爽快… しかし標高差700mをカバーせねばならぬので、ひたすら上をめざします。
小一時間歩いて、ようやく分岐点へ。ここからが本格的なヘルンリ小屋へのルートです。
斜度、道幅共に厳しくなるのでここからは青色のアルペンルート。マッターホルンがだいぶ近くに見えてきました。
険しい道を、時折心折れそうになりながらも、ゆっくり、確実に歩を進めて約三時間。ようやく念願のヘルンリ小屋が間近に見えてきました!
(途中の写真は、お客様の記念になるようご本人のスマホで撮影したので手持ちがあまりありません。ご了承ください)
マッターホルンの足元にそびえるヘルンリ小屋。ほぼ真下から見上げるマッターホルンの迫力に圧倒されます。
周囲の絶景もバッチリ。アルプスのど真ん中。雄大な山々と氷河の景色を一望できます。
室内の様子。窓からも絶景。お昼時は、ちょうどマッターホルン登頂を果たした方々がくつろいでらっしゃる時間なので、あちこちにザイルやピッケル、ヘルメットなどガチの装備をつけたリュックが置いてあり、気分だけでもアルピニストを味わえます。
帰り道。来るときは登るのに必死だったけど、復路で改めてみるととんでもない標高差と険しい山肌を歩いてきたのがわかります。お客様も「えっここ歩いて来たんですか?」と。はい、歩いて来ましたよ~
今回、ヘルンリ小屋登頂!という夢の為に日本でトレーニングを積んだものの、アルペンルートは初めて、との事で、最初は「行けるところまで行ければ…」と自信なさげでしたが、ゆっくりペースでしっかり足元を見つつ、最後まで歩けました☆
夢が叶い、これで”自信がつきました”との事。。。
そういっていただけると、現地ガイドとしてもとても嬉しいです。
お客様の、一生に一度の旅のお手伝い。人生が変わるかもしれないきっかけに自分が立ち会っているんだなぁ、と感じます。
無事にヘルンリ小屋登頂を終え、帰りのバスでは運転席に牛さんのミニぬいぐるみが並んでいました。
そして、ヘルンリ小屋でしか買えないモンベル・ヘルンリ小屋Tシャツ。
右のタグ付きが今年のカラー。ミントブルーが可愛い。お客様とお揃いで購入しました。
左のワインレッドは去年のカラー。これで二枚になったぞ♪ 毎年揃えるのも面白そうですね。
今夏は日本人観光客の方も増え、今日もツアーで登ってる方がいらっしゃいました。
ツアーもワイワイと楽しいですが、マイペースで登りたい方、ツアーだとみんなのペースについていけるか不安…という方は、プライベートガイドがお勧めです。
夢みてるけど躊躇してる方、一度お問い合わせしてみて下さいね♪
アルプスでお待ちしています。
***おまけ:本日のワン****
本日唯一、ヘルンリ小屋登頂したワンがこちら。
マロン色でサマーカットして短かったけどクリクリの毛でした。
犬種名はわかりませんが、ヨーロッパで時折見る、トリュフ探索犬かもしれません。