エンガディン・サメダンビオトープとチェレリーナ中世の教会

7月28日 曇り時々雨

DSCN0081

今日も スイスリピーターのお客様とのんびりハイク。

あいにくの曇り空…というのは一般的考えでして

紫外線アレルギーを持ってらっしゃるお客様にとっては

ふだん晴天の時は歩けない、木陰のないコースを歩く絶好のチャンス!ということで…

サメダンからチェレリーナに向かう 水辺と草原散策コースとしゃれこみました。

 

前回のLej Nair同様、ここサメダンのイン川沿いも

全長1km近いビオトープが整備されていて

絵になる”わびさび”な風景が楽しめます。

DSCN0074

IMG_5255

↑ビオトープに住むオオバン親子

DSCN0082

↑ワン大好きなお客様ということで、今日は「ワン・シェアリング」。

アシスタント犬イーラ同行ハイクです。

DSCN0085

↑お二人の犬のように馴染んでいる…

IMG_5271

 

↑結構釣り人がいらっしゃいました。ここには、地域固有種のマスがいるので

それを狙っているのかな?

DSCN0078

↑様々な花や水草が生える道をのんびりと。

IMG_5266

 

 

水辺を抜けて 草原のど真ん中に建つサンジャン教会に立ち寄ると…

なんとラッキーなことに 扉が開いていました!

というのも、日曜日の午前中だったので

ちょうどミサが終わったところだったんですね~。

写真はダメよ、ということで内部の様子はお見せ出来ないのが残念ですが…

この教会は、最初の建設はなんと1100年代にまでさかのぼり、

途中、ゴシック様式の天井装飾を加えながら今に至ります。

内部は、ルネッサンス後期のフレスコ画が今だ色鮮やかに残っており

木製天井には、びっしりと可愛らしい装飾が描かれ…

イタリアの豪華絢爛かつ威圧的な教会とはまた違った

言ってみればアルプスらしい 素朴で可愛い教会です。

内部を見る機会があったら、かなり一見の価値あり、ですね。

DSCN0102

DSCN0103

チェレリーナを流れるイン川沿いには

かつての洗濯場も残されており。

サメダン、チェレリーナは 今だかつての暮らしの香りが色濃く残る

貴重な場所だと思います。

DSCN0104

DSCN0105

 

…余談ですが、地域の普段の生活を物語るものとして。。。

ミサが終わった内部では、神父さんと信者交えて

歓談の時間が儲けられていました。

テーブルには…ん?ワイングラス???

赤ワインにチーズなどをあしらったカナッペ風おつまみもあり…

黒服に身を包んだ神父さんの赤い顔が目立ったのは

服のせいだけではないはず…

まぁ、キリスト教でワインはイエスの血ですから

ミサの後もしっかり主への想いを忘れない 信仰深さという事で…

これも貴重な体験でした(笑)

 

 

サンモリッツ駐在 吉原

カテゴリー: サンモリッツ, スイス   パーマリンク