7月１８日（水）気温２２度～２６度
今日はコルチナ滞在３日目、屈指のトレイル「クローダーダラーゴ」を歩いてきました。
周辺の峠では最高地点約2300Mから眺める「マルモラーダ、セラ山群、ガイスラー山群」を遠望し、近くには「ヌベラウ、アベラウ、ギゼラ、トファーナ、クローダロッサそしてトレチーメまで」その距離感やシュリエットを楽しんでからスタートです。

開放的な牧草地からスタート。しばらくは変化に富んだ高山植物を参加者のみなさん、観察しながら歩いていたようです。
途中からフォルミンの岩壁脇を急峻に登り上げると、今度は「チベッタ、ペルモ」といったもう一つの名峰が視界に飛び込んできます。２大名峰の迫力と開放的な景観はドロミテでも珍しいエリアです。まさに高山植物が咲き乱れる大草原に浮かび上がるような感じです。
標高2000M以上の高地にあるこの美しい大草原は「ヴァルフィオレンティーナ」まで続き、「ペルモ、チベッタ」に吸い込まれるようにその広い裾野を終焉させるのです。クローダダラーゴの魅力はスタートからフィナーレまで何一つとしてハイカーの期待を裏切らないのです。

さらにうれしいのは、ドロミテ、いやヨーロッパアルプスでも屈指の「エーデルワイスの群生」に出会えるのです。参加メンバー全員、カメラ撮影に没頭されていました。足で踏まないよう気をつけるのが必死なくらいです！

後半のハイライトは、クローダダラーゴの湖とコルチナダンペッツオの街が眼下にまるで絵葉書のように登場するのです。勿論、「クリスタッロ、ソラピス、アンテラオ」そしてクリスタッロの東脇には小さくトレチメ２峰だけが識別できます。

湖畔に咲くアルペンローゼとこの美しい「クローダダラーゴ」の湖、コルチナのポスターに使用される風景です。

一般組みは湖からは４ＷＤの車で下山、健脚の女性陣の８名様は、そこから標高差８００Ｍ、ジアウ峠から合計１２ＫＭ、標高差約１１００Ｍのロングディスタンスを歩いてコルチナの街まで歩いてきました！
到着後は、森林限界線とクローダダラーゴの姿を下山後にしみじみと眺めながら達成感にたっぷりと浸っていたようです。それとも疲労困憊？
画像１：ドロミテには珍しい地形と壮大なペルモ
画像２：クローダダラーゴとベッコデメッゾディ
画像３：コルチナまで縦走した元気な女性参加者たち

エスコート：水澤　史