ドロミテ1コース5日目

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7月19日(木)晴れ、気温27度~31度
今日まで連続して南アルプスは晴天続き!
コルチナダンペッツオ→アルタヴァディア→ポルドイ峠への移動日も好条件となりました。

ヴァディア渓谷はガルディナ渓谷と並んで古代ローマの人達がアルプスに移り住んで中世~近代とあらゆる支配下のもと、ラディン文化を守りながらは生活してきた人が最も多かった地域と言われています。コルチナとの違いをなぜか感じることができます。

専用車はファルツアレーゴ峠から「ドロミテ街道」と分かれて、「セラ、プエツの山群」が視界に入ってきます。緑眩い「サンカシアーノ」「ヴィッラ」の村を過ぎてから交わるヴァディア渓谷を左折するとコルバラ、右折するとブルニッコ方面へと至ります。
まずは、右折してすぐ近い「サンレオナルド村」へ。
そこからほどよく刈り込んだ光る牧草地の上をリフトを乗り継いで「ファネス山群」の名峰「サッソ・デラクローチェ」へ。名前の由来どおり白い教会がサッソデラクローチェの山肌と絶妙な景観を見せてくれます。

ファネス山群の静けさと南チロルならではの陽光眩い緑色の大地や牧草地が「ドロミイテ」岩肌と調和してまさに心にやさしい景観です!
セラの遠くに氷河を頂く「マルモラーダ」の北壁がはっきりと確認できることでヴァディア渓谷からもドロミテの女王の存在は大きいのでしょう。

「サッソ・デラ・クローチェ」は垂直に近い壁にいくつもの登頂ルートのあるクライマーに魅力的な山なのですが、遠くセラ山側から見るといつも夕景が美しいファネス山群の一つとして注目の山でもあるのです。

コルバラにも立ち寄って、マーゲレット、アザミ、チドリが咲き乱れるお花畑ハイキング&ピクニックランチも楽しみました。
ところで余談ですが冬は広大な「ドロミテスーパースキー」のピステとなっているお花畑は、農家がスキー場に土地を貸している状態であり、夏は秋、冬の為に質の高い干草のヘイをつくる為にハイカー達に立ち入られるとダメになるので怒られます!

コルバラを後にドロミテ街道を再び走り、ポルドイ峠に到着しました。滞在地、ホテルサボイアはかつては
「フランツヨーゼフ1世」や「ヒットラー」も宿泊した山岳ホテルです。第二次世界大戦後にオーストリアがイタリア山岳クラブに譲渡しました。
明日はポルドイ峠~セラ峠まで夏版「セラロンダ」の一部を歩く予定です。
画像1:サッソデラクローチェとその教会
画像2:天井のフレスコ画(最後の晩餐)撮影可
画像3:サッソポルドイの夜景
エスコート:水澤 史

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