エンガディン★秋の風物詩・デザルブ~牧おろし~

Ciao tutti!

今日もエンガディン係、吉原でございます。

今日は、とってもアルプスらしい秋のイベント、

“デザルブ~牧おろし~”を見る事が出来ました☆

DSCN2670

毎年行われている事ですが、

仕事のタイミングがなかなか合わず

最初から通しで見たのは初めて。

昨日に引き続きご一緒したT様ご夫婦も

もちろん初めてで大変楽しんで下さいましたが、

私も同様に楽しませていただきました☆

DSCN2650

50頭近くいたように思いますが…

全員に、“お疲れ様飾り”をつけていくのです。

働きに応じ、飾り付けに格差はありますが(^^;

最もお乳が良く出た牛に送られる

スイス国旗の王冠をもらえたのは、

こちらのモーさんでした~☆

オメデトウ!

DSCN2674

昔から、スイスで生活を支える存在であった牛。

それに対して感謝の念を表すこの風習は、

人と動物の共存のシンボルのようで

感動いたしました。

…でもおそらく牛にとっては、

どちらかというと迷惑でしかなさそうですが(^^;

首にやたら大きい鈴をつけられ、頭にはデコ帽子…

どの牛も、ちょっとうなだれ気味だったのを

私は見逃さなかった。そりゃ重いよね…

DSCN2658

飾りを付けた後は、全員で街をパレード。

牛飼いの皆さんも民族衣装に身を包みます。

DSCN2693

↑ えーっと、言っていいですか。

牛さんに負けない、豊かな胸元の“ハイジ”さん…たくましそう。

*****

ゴールの草原では、飾りをつけたまま草をむしゃむしゃ。

そして人間にも、しぼりたてのミルクや

手作りお菓子がふるまわれます♪

DSCN2706

DSCN2704

↑一日中、盛大なカウベルの音に包まれて。

ちょっとコーフン気味の牛さんもおりました。

DSCN2696

DSCN2697

↑白髪がまぶしい、リアルおんじ。

その傍らでいつも働いてきた牧羊犬も、

花で飾ってもらっています。かわいい(*´▽`*)

*********

こうして賑やかで楽しい一日をすごした後、

アルプスの夏は終わりを告げ

山が眠る季節に入るのですね…

自然と共に暮らすスイス。

また好きになりました。

 

デザルブが見られるのは、通常

9月中旬、20日前後でしょうか。

その頃を狙ってくるのもお勧めですね(≧▽≦)

 

カテゴリー: サンモリッツ, スイス   パーマリンク