天気:晴れ
気温:気温14℃〜16℃
今日はトルラからオルデサ渓谷へ。
この時期は公共シャトルバスが終了しているので、専用車でしか国立公園にはアクセスできません。
昨日までのガヴァルニー圏谷の真南に位置するオルデサ渓谷を午前中にゆったりと散歩。
ブナ、岳樺が群生する原生林とモンテペルデュ、マルボレの高山を覆う氷河や雪解け水から流れるアラザス川となって、時折滝が落差を伴って岩を流れるいくつもの滝を見ながらの軽ハイキングを楽しみました。
秋がこれから深まる時期ですが、これから黄葉を迎えるブナ林が昨年の落ち葉を地面にたくさん残し、秋の深まりを迎えるオルデサのここにしかない風景を感じさせてくれます。
もう一つのトヴァコール(2796m)、モロン(2797m)を頭上に感じながらエストレーチョ滝まで上がり滝に癒されてから折り返し、アラザス川の反対側を往路と違う道を歩いて合計約2時間、駐車場まで歩きました。
午後はオルデサで見えなかったモンテペルディド(3355m)の氷河をまとった勇姿を見たく、見て頂きたくピネタ渓谷へ移動。
バスで標高を上げる度に美しくも気高いモンテペルデュドが真っ白に姿を見せてくれた。
しかし、それもつかの間、歩き始めたパラドール付近からなぜかモンテペルデュドだけが再び雲に飲み込まれていきました。
そういえばピネタのビエルサパラドールは、雰囲気、内容、サービスともに素晴らしいホテルです。
私たちは1日でモンテペルデュドを南側、北側から両方歩きたいという贅沢な気持ちになってしまいます。
時間の限界もあり、往復約3時間の東側のラッリ小屋まで急登ハイキングをすることができました。
ラッリ小屋の先には、この先はずっと歩けばラムニア(3134m)へと誘ってくれるはずです。
モンテペルディドの肉厚な氷河を是非ともまじかで見て頂きたかったでのですが。。。
しかし、オルデサ渓谷、ピネタ渓谷を1日で歩いたみなさんに感謝です。
最後は暮れなずむピレネーの夕景を眺めながら、アラゴン州からカタルーニャ州へのバスにで大移動です。
絶景ながら、ここだけはピレネーサークルの大変な移動となってしまいます。
本当にお疲れ様でした!
水澤史