こんにちは。
9月の北イタリア、ヴァッレアオスタ現地レポートです。
三世代のご家族が専用車利用でアオスタ・フリープラン。「アルプスの名峰を南側から眺めたい」というご希望が叶いました。団体旅行では時間に追い立てられますが、ご家族のペースに合わせゆっくりした旅行ができます。
9月6日 チェルビニア 快晴 最高18℃、最低1℃
マッターホルン初登頂150周年、チェルビニアでもツェルマット同様、150周年のモニュメントやメインストリートの飾付で祝賀ムードが感じられました。チェルビニアの標高は2050m、9月に入ると朝晩の気温が急激に下がるため9月第1週末でゴンドラ・リフトが運行を終え、冬のスキーシーズンに備えます。
シーズン最後、観光客も少なく静かでひっそりとした村からは、手が届きそうに近くに聳えるチェルビーノを独占できるような感覚でした。
チェルビニアの村全景
逆さチェルビーノを映すラーゴブルー
9月7日 アオスタ 快晴 最高25℃、最低12℃
アルプスのローマ「アオスタ」ローマ人もアルプスの空気に癒されたことでしょう。
小回りの利く専用車利用のため、団体旅行では行けないような大型ショッピングセンターへの立ち寄りなど、臨機応変にアレンジが可能です。クールマイユールへの移動途中、アオスタの大型ショッピングセンター「グロ・シダック」でお土産タイム
9月8日 クールマイユール 快晴 最高21℃、最低8℃
エルブロンネル展望台への回転ゴンドラ「スカイウェイ・モンテビアンコ」が3年の年月をかけて完成。「回転ゴンドラ?」目が回るのではと多少の不安がありましたが、地上駅のアントレーブ1300mから中間駅2173mまで約8分で1回転、中間駅から頂上駅プンタ・エルブロンネル3456mまでの約10分で1回転、ゆっくりと回るので心配無用。迫り寄せるモンテビアンコ山塊と周囲に広がるヴェニの谷、フェレの谷など、アオスタ渓谷のパノラマが圧巻です。
ゴンドラ内部、中央部を軸にして周りの床が回転します。
山頂駅のモンテビアンコルームより
エルブロンネルからフランス側エギュ・ドゥ・ミディ間の「パノラミック・モンブラン」=お馴染み3連ゴンドラで空中散歩。迫力あるモンブラン山塊、針峰群、氷河はこの世のものとは思えない絶景に大興奮のひとときでした。
エギュ・デュ・ミディから驚きの光景。「スリー、ツー、ワン、ゼロ」とカウントダウンが聞こえたと思いきや、カラフルな衣装を纏った人間が落ちてきて瞬く間に氷河の底に消えていきました。いったい何だったのでしょう?最近のスカイスポーツとは言え、目を疑いました。
右はおなじみの名峰モンブラン4810m。左のエギュ・ドゥ・ミディの展望台の岩、上部にガラス張りルーム「Step into the Void」(=虚空へのステップ)と順番待ちの列。そして飛びだしているのは・・・?
津久井