皆さん、こんにちは!
オッキーです!
今回はツェルマットの奥のコースを紹介したいと思います。
紹介させてもらう場所は
Pfulwe (標高3314mの山頂)
と
Tasch-hutte (標高2701mにある山小屋)
の二つです。
今回は少し頑張ってこの二つを一気に歩いてきたのでまとめて紹介します。
今回歩いたルートはブラウヘルドからスタートしました。
まずは定番のステリゼーを目指し、そこから少し上りかえしてフルアルプ小屋に行きます。
フルアルプ小屋のところには、Pfulwe と Tasch-hutte の案内も出ていますが、上級コースの青コースになっています。
そして、Pfulwe と Tasch-hutteを目指す場合は、このフルアルプ小屋に前泊するとアプローチがぐっと楽になると思います。
最初は草原を登っていく感じで、それほど斜度もなく青コースと思えない感じです。
そして振り返ると、フルアルプ小屋、ステリゼー、フィンデル氷河のU字谷を見下ろせます。
今回は残念ながらガスで末たーホルンが見えなかったのですが、もし天気が良ければこの景色の奥にマッターホルンが見え大絶景となります。
徐々に草原コースから岩場のコースに変わり徐々に青色コースらしくなってきます。
フルアルプ小屋から距離にして約3㎞、標高差で700mほどの登りでPfulweの山頂に到着です。
ガスがなければ、この写真の先にはリンプフィッシュホルンやアドラーホルンをまじかに見られたはずなのですが。
ガスの切れ間から何とかターシュアルプ側の氷河を見ることが出来ました。
天候が良ければフィンデルン氷河をまじかに見下ろすことができたのですが、残念でした。
そしてPfulweの山頂に登る前に一度通過した鞍部のPfulweに降りてきます。
奥にそびえるのはSpitzi Flue、この尖った感じと名前がマッチしていますね。
そして鞍部からテーシュアルプ方面に降りていくと、まだ雪が残っており雪渓歩きが少しありました。
アイゼンなどは必要ないレベルですが、岩の間なので少し神経を使うのと、ルートファインディングが少し難しくなります。
そして雪渓の後は長い尾根を下り続けて2650m付近まで降りてくると谷ルートと、そのままテーシュアルプに向かうルートの分岐にたどり着きます。
このままテーシュアルプ小屋(Tasch-hutte)に向かうのでまだ青ルートが続きます。
この分岐からテーシュアルプ小屋までは標高差は100mもなく距離にして4㎞ほどなのですが、トラバースルートでアップダウンがあり累計で300mほどの上り下りがあります。
道中はウメバチソウとエーデルワイスが咲いていたり、して心和む場所が多いです。
ただ、青ルートで歩く人もそれほど多くなく、案内が少なめなのと少し緊張感のあるルートが何カ所かあるので注意が必要です。
トラバースルート途中からPfulwe方面を振り返って。
このルートはターシュアルプの谷を最深部から歩いてくるルートで、そう考えるとダイナミックなルートですね。
そして進行方向を見ると上部が少しでているワイスホルンが正面に見えます。
ここも天候が良ければ壮大な景色を楽しめそうですね!
そして残り500mほどの距離になると二つ目の目的地 テーシュアルプ小屋(Tasch-hutte) が見えてきます。
スイスの山小屋は雰囲気が良いところが多く、この小屋も石造りのヨーロッパの小屋らしい作りです。
ここからは上部の山へのアクセスが良いようで、アルパインクライマーが多く、アタックを終えてのんびりしている人が多かったです。
小屋のテラスからはテーシュアルプの谷の最深部を正面に見ることができます。
この小屋へのアクセスはテーシュアルプから上ってくる人が多く、標高差にして500mほどを登ってくる必要があります。
もしこのテーシュアルプ小屋だけに行ってみるときは、テーシュアルプまでタクシーなので来ることができます。
テーシュアルプの集落
バックにはワイスホルンが構えていて景色の良い村です。
そして、今回はこのテーシュアルプの村からスネガまで歩いてツェルマットに戻ります。
このテーシュ村からスネガまでのコースは景色もよく、進行方向にずっとマッターホルンが見える良いコースで、アルプスウェイのBコース内で設定されています。
個人ツアーの方でも興味があれば紹介しますのでお問い合わせください。
ツェルマットに近づいてくるとこの絶景です!
そして右を向けばガーベルホルンからワイスホルンまで4000m級の山々が構えています。
Pfulwe Tasch-hutte
距離にして23㎞ほど、累積登り:約1550m、累積下り:約1850m
一気に歩くのは非常にハードルが高いので、フルアルプ小屋とテーシュアルプ小屋でそれぞれ一泊すれば、今回紹介したコースをゆっくり楽しみながら歩けると思います。
ただし、青コースが多く、ルートが不安定だったり、道が分かりにくいところがあります。
計画される場合は、しっかりとした準備とGPSなどを携帯することをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
オッキー