皆様、こんにちは、ミューレンから小瀬です。
ここ最近、ツェルマットなど山間部でも快晴が続いており30度を越す日もざら。
スイスは暑いです。
スタッフに聞くところによるとオーストリアも猛暑。暑いですが雲のない素晴らしい景色を見させていただいております。
6/27から、今シーズン発のスイスBコースがスタートしました。昨晩はチューリッヒ空港近くのホテルに宿泊してゆっくり疲労回復。
本日は、ミューレンへ移動する日ですが、途中、シーニゲプラッテに立ち寄りました。
シーニゲプラッテは、アイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ三山をはじめ、ベルナーアルプスの眺望が広がり、ユングフラウ地方有数のビューポイントのひとつとなっています。
今日は天気がいいのでたくさんのお客様。ピークシーズンとも言えるシーニゲプラッテ行の登山電車も、よい意味でアツかったです!
Wilderswill(586m)から Schynige Platte(1967m)へ
シーニゲプラッテ鉄道は、1893年に開通した歴史を誇る登山電車で、標高差約1380mを50分で結んでいます。
登りは、非常に遅く、亀に乗った気分です。
すれ違う為、相手の電車を待っています。気軽にあいさつしたり、みんな笑顔で幸せそう。
トゥーン湖とインターラーケンの街が眼下に広がります。
2016年からスイストラベルパスを持っていれば追加料金無しで乗車できる区間となっていましたが、昨年?からまた、有料となってしまいました。チケットはハーフフェアで往復CHF32。
この景色ならお安いですね。また来ちゃいます。
年に数回の特別運行日には、120年以上の伝統を受け継ぐ蒸気機関車の特別運行が実施されてるそうです。
突然右手のユングフラウ三山が現れると車内から「おー」と歓声があがります。
ラウターブルンネンの谷が見えます。写真にないですが、もう少し右に、明日、ハイキングに行くロープホルンヒュッテが見えています。
今度はグリンデルワルトの谷。
私の好きなお天気山のベッターホルン、シュレックホルン、なんと、フィンスターアールホルンの先っちょも見えるではないですか!!
山頂駅に到着。
シーニゲプラッテ鉄道は、ユングフラウ鉄道と同じリゲンバッハやシュトルプ式のラックレールを採用しています。
駅舎横に、スイスで利用されている4種類のラックレース見本が展示されています。仕組みがわかるのでぜひ、見学を!
シーニゲプラッテ駅に隣接した位置にあるシーニゲプラッテ山岳ホテルは、鉄道が敷設される前に建てられた伝統の山岳ホテル・レストランなんです。
写真は、1階にあるセルフサービスレストラン、テラス席からの眺めが素晴らしい。時間があまりない時におすすめします。
2階には、フルサービスレストランもあり、ゆっくり景色を眺めながらくつろいでください。
シーニゲプラッテ山岳ホテルは、2011年に全面改装され、レストランの収容人数も約200席と大幅に拡張されました。私も何度も宿泊していますが、シンプルで味のあるホテルです。
最近はいたる所でアルプホルンの生演奏を聞くことができるようになりました。
シーニゲプラッテ鉄道とシーニゲプラッテ山岳ホテルは、例年5月下旬から10月中旬までの営業で、冬期は休業となります。
9月中旬など観光客も少なく、天候は安定しますし、空の色もクリアになるのでおすすめします!
まるで絵葉書
カウベルとユングフラウ三山の写真が撮れるのはここだけ?!
のんびり散策。ゆるやかな時間が流れます。
アルペンガーデンも花が咲き乱れ〜!
シーニゲプラッテ駅付近には、約600種類の高山植物が栽培されているシーニゲプラッテ高山植物園があり、園内の遊歩道を歩きながら、時期に応じたさまざまな花を鑑賞することができます。花の説明書きもあり、お花好きの方なら一日中いても決して飽きません!
私の好きな一枚
シーニゲプラッテへは、グリンデルワルトのフィルスト、バッハアルプゼーから、途中ファウルホルンを経てこの写真の奥まで歩いて来る人気のハイキングコースもあります。
アルプスウェイではスイスDコースで体験できます!
約7時間半のコースで健脚の方はぜひ、どうぞ。
六甲高山植物園と姉妹締結の印です。
絶景を存分に楽しんだ後、ミューレンに移動しました。
小瀬信広