エンガディンエリア コンディションレポート
2014年8月31日
天気:曇り時々雨
最高気温:13度
日の出時刻:6:36
日の入時刻:20:01
報告者 吉原裕子
★エンガディンエリア概要:晴れ:曇り/雨=1:1の一週間でした。秋になりつつある今、ようやく天気も落ち着いてきたようです。晴れた日は、空がひときわ高く、ハイキングがとても気持ちいいですよ。
雨が多かった今年の夏、観光客にとっては残念でしたが、自然と地元の人にとっては悪くもなかったようです。というのは、お陰で、きのことブルーベリーが当たり年☆
少し山にわけいると、どちらもわんさか採れます。私も、空き時間に指を紫に染めながらブルーベリー摘みにいそしみ、ジャムを2ビン作りました。きのこも、ポルチーニや、こちらの方言で“とさか茸”と呼ばれるきのこなどで、何度パスタを作ったことか…
自然の恵みいっぱいのスイスの山。標高の高いところでは、一部紅葉も始まっています。ダイナミックな季節の移り変わりを見にいらして下さいね。
★主なハイキングコースの状況
<ムオタスムラーユ/アルプ ラングワルト>
パノラマコース、セガンティーニ小屋及び、パラダイスヒュッテへのコース・・・どこも問題なし。空気が澄んでいている今、晴れていれば最高のパノラマが楽しめます。
<オスピツィオベルニナ/アルプ グリュム>
問題なし。標高の高い場所で、かつオスピツィオベルニナ付近は、周囲にさえぎるものがないので、風の強い日はなかなかこたえます。防寒をしっかりして行きましょう。
<ムルテル/スールレイ峠/ロゼック谷>
ハイキングコースは特に問題なし。ただし、雲が多い今夏は、晴れていてもロゼック谷付近には雲が残っている事が多いです。特に標高3303Mのコルヴァッチ展望台は、ほぼ毎日雲に覆われています。展望台から眼下が見渡せないときは、峠まで行ってあえて下から見たほうが、氷河や山が良く見えることがあります。
標高が高く、周りより季節が遅めのこちらでは、リンドウやキキョウ、ユキノシタなど、他エリアではもう終わっている花がまだ楽しめます。
<フルチェラス/フェックス谷/シルスマリア>
そろそろ花の季節も終わり…かと思いきや、種類は少ないものの、まだまだ楽しめます。アザミ、ヤグルマギク、ヤナギランなど、背の高い花の他、ウメバチソウやリンドウなど、小さく鮮やかな花も頑張っています。花の多いこのエリア、マーモットとの遭遇率も高し。それを狙った野生のキツネにも、先日出会いました^o^
***今咲いている花***
ノコギリソウ、ワレモコウ、ムカシヨモギ、ワスレナグサ、エフデタンポポ、キンポウゲ、フウロソウ、チドリソウ、アカツメクサ、ミヤコグサ、トウダイグサ、リンドウ、ヒメハギ、オクエゾガラガラソウ、ユキノシタ、シオガマギク、タマシャジン、マンテマ、ギシギシ、クモノスバンダイソウ、アザミ、トリカブト、ヤナギラン、ヤグルマギク、エゾカワラナデシコ、セイヨウツリガネソウ、ウメバチソウ、リンドウ、キキョウなど。