レストラン・シュヴァルツゼーのテラスからモンテローザ山群を望む
こんにちは、小瀬です。
昨日の雨は、なんのその、ツェルマットは早朝から快晴でした。毎週木曜日に催行されるゴルナーグラード・サンライズツアーに参加されたお客様は、リッフェルゼーでの朝焼け、逆さマッターホルンは最高だったと満遍の笑みで報告して下さいました。
お客様のその嬉しそうな顔を見ると私が何とも嬉しいです(笑)
さて、本日のアルプスウェイハイキングコースは「北壁展望コース」シュバルツゼーのレストランでミートしたので、そこからの絶景を楽しんでからのスタートなりました。
シュバルツゼーと美しい礼拝堂をダン・ブランシュをバックに上から眺め、ツムットの谷へと下っていきます。北壁の迫力、美しさを見る事のできる唯一のコースです。北壁に留まらず、ミシャベル山群も楽しめます。
ハイキングコースからは、ヘルンリー小屋が大きく見え続けています。ヘリコプターが忙しく往復しているのは、改築用の資材を運んでいるのでしょう。来年2015年のマッターホルン初登頂150周年イベントに向けて工事が着々と進んでいる事を祈ります。
今シーズンは、ヘルンリー小屋が閉鎖しているので、代わりの簡易宿泊施設がお目見えしました。アルミ製の二人用のテントは、シュバルツゼーとヘルンリー小屋の間の平らな場所に25台設置されているようです。ツェルマットでは、マッターホルン・ミュージアムの横に展示されています。ドアを開けて中をのぞけます。
7月に入りマッターホルンの一般登頂も開始するだろかと思われましたが、最近の積雪で麓まで真っ白です。暖かい日が続き雪が溶けるのを待ちましょう。
お花も春リンドウ、コケマンテマ、一部エリアではチョウノスケソウも満開です。今、一番美しいのはキジムシロ。絨毯のように一面に咲き広がっています。
晴天のもと、北壁を堪能した一日でした。
北壁を楽しんだ後には、樹林帯を抜け、必ず牛舎の前、’’ Sennhutte Stafelalp ” で休憩していただきアルプケーゼを買って、しぼりたてのミルクを一杯飲みましょう。
アルプケーゼは3種類、味見ができるのでお好きなワインと一緒にどうぞ。
小瀬信広