こんにちは、サンモリッツから吉原です。
本日は一名のお客様をお迎えしFex谷に行ってきました。
結論から申しますと…最高の一日でした☆
まずは朝からサプライズ。出発時は低く靄(もや)が立ち込め薄暗い中移動。
通常、時間と共に靄は晴れるので気にしていなかったのですが、ロープウェイ乗り場に着いても全く晴れず…
えっもしかして本気の曇り?うっすら不安を覚えながらもとりあえず上に行くと…
↑ロープウェイ乗車中の暗い森
標高2,300m以上は快晴。そして眼下には見事な雲海が広がっていました!
そして徐々に歩きながら様子を見ていると…太陽熱がもたらす気流の動きで、雲海の波がまるで生きているように躍動。。。美しく色づいたカラマツの森をヴェールのように覆いながら、雲がやがて霧になり、そして空気中に溶け込んでいきます。
それを見ていると、山も雲も呼吸をしているようで、本当に自然そしてこの地球というものもみな生きているんだなと、つきなみではありますが実感いたしました。
↑陽光が届く直前、まるで雲海の上に立っているようなお客様
↑Fex谷が見下ろせるパノラマポイントでは、まだ谷がしっかり雲海で隠れていたのでしばし休憩しつつ待機。するとみるみるうちに…
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美しいFex谷の全貌と秋らしい澄んだ空に大変身☆
黄金色に輝くカラマツの森、冠雪した山、観光シーズンもピークを過ぎて静かになった谷から聞こえてくる小鳥のさえずりとカウベルの音… ポカポカ暖かい太陽を体に受けながらのんびり谷底まで降りていく2時間。天気も紅葉もベストのタイミングで、地元の方も「今日は最高だね」というほどの恵まれた一日でした。
しかしこれだけでは終わらず… もうひとつ嬉しいサプライズが後半に。
Fex谷の後、”地域の展望台なるべく全制覇したい”とのお客様のご希望により、帰り道途中にあるコルヴァッチ展望台に立ち寄り。
海でも山でも、午後になると雲が出てきて視界不良になることが多いものの、この日は午後も快晴。
そしてなんと、展望台からはスイス中部の三大名山
モンテローザ マッターホルン ドーム
がくっきり!
↑雲海奥の山脈、左の大きいのから順に三大峰がならんでおります。
いやぁ、通常は秋冬の空気が澄んでいる午前中くらいしかここまでくっきり見えないのですが… ハイキング初日からつきまくっているお客様でした。
↑休憩中のスタッフさんに撮ってもらったお客様とガイド吉原。とてもノリのいいスタッフさんでいい笑顔の写真になりました。
おまけ:
秋のエンガディングルメ。
Fex谷でいただいたランチは、そば粉パスタPizzoccheri(ピッツォケリ)と、きのこ・ベーコン・ローカルチーズのロシュティ。
そして夜は、この時期限定!ジビエ料理をいただきました。鹿肉きのこソースのロシュティ。(鹿肉のシチューみたいなのが食べたかったけどすでに売り切れでした。この時期はみんなジビエが好き)
ということで、言葉を失うほど美しいスイスアルプスの秋風景で今シーズンは〆たいと思います。来年、またたくさんのお客様にお会いできる事を楽しみにしております。
↑コルヴァッチ展望台行きロープウェイにはってあった可愛いポスター。