6月24日(木)、天気曇り時々晴れ、気温18度〜10度
今日はツアーのクライマックス、鳥海山を縦走してきました。
朝8時10分祓川駐車場をスタート。竜ヶ原湿原の木道から山頂こそ
見えなかったが、鳥海山麓を眺めることができました。雪溶けが早いといってもスタートから雪渓を登り始めます。6合目の賽の河原、七つ釜避難小屋までは、壺足で順調に登り、康ケルン付近でアイゼン装着。目標の七高山、新山の山頂は雲に覆われて、なかなか姿を現してくれません。日本海を見下ろす康新道を諦め、大雪渓、舎利坂ルートでひたすら雪渓を登ります。鋭利な七高山のピークが一瞬見えたので、
最終局面は、アイゼンを外し鎖場から山頂登頂!
6月の鳥海山、七高山(2129m)に全員登頂は達成感があります。一瞬新山(2236m)が真正面に顔を出してくれました。
山頂で天気の快復を待ち、絶景を期待したい気持ちもありますが、縦走しないとなりません。虫穴岩へ降りて外輪山を行者岳、伏拝岳、文珠岳を時折、眼下に豪雪の千蛇谷を見下ろしながら進みます。
七五三掛で再び外輪山と千蛇谷の分岐、中島台を確認し、再び天候が快復してきたので開放的な御田ケ原付近の風景と花々を楽しみました。分岐から御浜小屋方面へ雪渓を登ります。吹浦口方面にはまだ雪中の鳥海湖がひっそりと佇んでいます。そして右側には稲倉岳(1554m)がどっしりと聳えています。行く手には、日本海に落ちる夕日が美しい光を纏って行く手を誘ってくれているようです。賽の河原から雪渓を下り林道へ整備された登山道から鳥海ブルーラインが見えてきました。
19:00に鉾立駐車場到着。標高差約1100m、約10時間近いロングトレッキングの終了です。皆さん、大変お疲れ様でした。
水澤 史