至高の名峰オルトレス、チェヴェダーレ、グラン・ゼブルを訪ね歩く旅9日間(5日目)

7月17日(木)、晴れ、気温9度~17度
【ソルダ~ランゲンシュタイン~ヒンターグラット小屋~ミラノ小屋】

今日はソルダ側(南チロル側)からオルトレス(3905m)、ゼブル(3740m)、グラン・ゼブル(3859m)、そしてロンバルディア側から登ったチーマソルダ(3376m)をより近く歩ける。
これぞオルトレスという絶景、迫力、唯一無という歩き応えのあるトレイルに挑戦。

ソルダの街1900mから美しい教会、湖水越しにオルトレスを眺めてからランゲンシュタイン2350mまでリフトで上がります。
昨冬にスキーで滑走したコース、冬は寂しいエリアですが夏はオルトレス直下のコースにて、雄大な景観、ソルダ渓谷のV字谷の急峻なコースが眼下に広がります。

氷河が迫り出すオルトレスの北斜面、造山運動と氷河が複雑に流れたことによって他方向に圧力が掛かって形成された凹凸のある山肌は近くで見ると迫力満点。
切り立った崖を左手に見ながら、始終オルトレス、グランゼブルを感じながら歩く醍醐味を体験頂きました。
ハイライトとなる景観は、ヒンターグラット小屋2661mから湖水を隔ててこの3山が聳え立つ美しさに思わず唸らずにはいられません。
今までアルプスでもない光景が現れます。

ランチは折角なのでヒンターグラット小屋のテラスで絶景ランチを満喫。
ここからのグラン・ゼブルは格別に素晴らしい!食事も美味しいのが自慢です。

午後はこのトレイルの名前、センテイエーロ・ジオッチアイオ(氷河の道)をグラン・ゼブルの氷河、懸垂氷河を見ながらモレーン帯、氷河上の堆積土を絶景の中を永遠に歩きます。
標高差は約300mしかし、実際は降りたりしているので約500m、歩行時間約4時間の変化に富んだ本科的なトレイルを体験。
かなりソルダの標高差、緊張感のあるトレイルです。
そして最後は、数日前に滞在していたカサッテイ小屋への氷河ルートを確認して終わります。

オルトレス、チェヴェダーレ、グラン・ゼブル、ぜブルをロンバルディア州、トレンティーノアルトアジジェ州を超えて、イタリアと南チロル(特別な地)南北から入る込む風景に出会う山旅を心底実感頂けたと確信して終了とします。
ソルダの教会の音も響いて来る頃、静寂な秘境の夕暮れがはじまります。
明日は最終日です。オーストリア国境に近いヴァレ・シュナーレスへ最後の氷河歩きに挑戦です。

エスコート 水澤 史

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ソルダの教会とオルトレス

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標高を稼ぐ岩場

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ヒンタ—グラット小屋とグランゼブル

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グランゼブルとゼブルが仲良く聳える

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ミラノ小屋山頂駅からゴンドラで下山

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オルトレスの夕景

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