至高の名峰オルトレス、チェヴェダーレ、グラン・ゼブルを訪ね歩く旅9日間(4日目)

7月17日(水)、晴れ、気温12度~18度
ボルミオ~ステルヴィオ峠~トラフォイ~ソルダへ

今日は早くも4日目、ハイライトの一つでもあるステルヴィオ峠からオルトレス(3905m)の西斜面を始終眺めながらのパノラマルートを歩きました。

まず、朝一番でボルミオ3000mの展望台へ上がり、昨日まで歩き訪ねたフォルニ氷河、グラン・ゼブル、オルトレスを南側からほぼ同じ目線で、そしてヴァルフルヴァ渓谷を高い位置から大パノラマを眺めて頂きました。
残念ながらスイスのベルニナ山群は、雲が掛かって見ることができず。
しかし、北側には氷河を頂くヴァレシュナーレス(シュナルツタール)やその奥にチロル最高峰ヴィルドシュピッツがはっききりと視界に捉えることができます。

いよいよボルミオからステルヴィオ峠約2700mへ移動、氷河を纏ったクリスタッロ峰(3439m)では、サマースキーのメッカ、例年のジロ・デ・イタリアの山岳ステージ屈指の峠、サイクリストの往来が絶えません。
また、モーターバイクもここでの絶景には足を止めて堂々としたオルトレス(3905m)の勇姿に見入ってしまいます。

ステルヴィオ峠からのトレッキングは、なんといっても勇ましくも美しいオルトレスの西側からの景観を始終眺めて歩けるパノラミックコースが最高です。
今年は残雪が多く、予想以外に雪渓が溶けずに、危険を伴うトラバースもありました。
しかし、ゆっくり慎重に難所を乗り切りながら、絶景のオルトレスと高山植物をずっと満喫しながらの約3時間30分の至福のトレイルを体験。
トラフォイに到着すると雲行きが怪しくなり、下山リフトではまさに豪雨と雷に遭遇!
長いリフトで洗練を受けました。
まあ、ほぼ歩き終わった後だったのが幸いです。

トラフォイ村は、イタリアンスキーのレジェンド、グスタボ・トエニの出身地、その娘家族が経営するベラビスタホテルでお茶と自家製アップルステュルーデルを頂きました。
トエニさん本人は不在でしたが、数々の彼の戦歴を収めた博物館を見学したり、娘達から父親がトラフォイとステルヴィオ峠でスキーに励んだ背景を説明して頂きました。
1972年の札幌オリンピックではGSで金、SLで銀とメダルを獲得しています。
豪雨の後の特別な時間となりました。
参加メンバーの皆さんが疲労困憊ながら最後の滞在地ソルダへ移動しました。
明日は、ソルダならではの氷河トレイルに挑戦します。

エスコート 水澤 史

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ボルミオ3000へのロープウエイ

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ボルミオ3000からステルヴィオ国立公園を望む

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ステルヴィオ峠はあらゆるスポーツを楽しむ人々が一同に会する。

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ジロディイタリアの最高地点チ—マディコッピ

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ステルヴィオ峠から登りはじめる。

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