7/24発スイスDコース5日目☆ツェルマットからトリフト、ホッホバルメン経由でシュヴァルツゼーまで

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皆様、こんにちは、ツェルマットから小瀬です。

まず、本日のロングディスタンスハイキングの日に、こんな最高の天気を贈っていただき、どこに対してお礼していいかわかりませんが感謝申し上げます。

天候、気温、風、雲の出方と過去最高の1日となりました。

本日のハイキングスケジュール:

ツェルマット1,605m〜 エーデルワイスヒュッテ1,961m〜ホテル・トリフト2,337m〜 ホッホバルメン2,665m、最高地点2,718mを通り、下りのはじまるビューポイント2,604m〜フーリー1,867m、ゴンドラにてシュヴァルツゼー2,583mへ

歩行7時間、39,000歩

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穏やかな朝、教会の鐘を聞きながら、ツェルマットを出発。

 

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天候も景色も最高でした。

なのに、いきなりの登りです。朝から無言です(笑

しかし、お客様たちは、今日がロングコースのハイキングというのは百も承知で覚悟ができていました。

 

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約50分で、標高差356mのエーデルワイスヒュッテに到着

 

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今日、私が気をつけた事は、休憩の仕方とそのタイムキーピング。ロングコースで、休憩の取り方は重要です。

小休憩は5分で立ったまま。お茶休憩は15分、ランチ休憩は30分。

 

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次の目的地、ホテル・トリフトへ登っていきます。自分のペースをキープして。。。まさに登りは自分との戦いです。

 

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途中に、野生のエーデルワイスがありました。K様ご夫婦の旦那様が見つけてくださいました。

苦しい登り中の和む瞬間でした。

 

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トリフトまでの道のりは、トリフト川沿いを、正面にベレンクッペ、ガーベルホルンを仰ぎ見ながらのコースです。

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エーデルワイスヒュッテから約65分、標高差376を完歩。素晴らしいペースです。スイスのコースタイムとほぼ同じ。

このホテル・トリフトでは、ぜひ、特製アイスティーを!

乾いた喉を一気に潤し、かつ、後味すっきり、

「グビグビグビグビ、かー、はー、、、うまいっ!」のイメージ!

天国の飲み物はきっとこんな味なんだろうなって、そう思う味です(笑

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ホテルの後ろは、草原と山と氷河の、こんな景色!

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目を凝らして、右端から左の稜線中間部に伸びるハイキングコースを見てみましょう。

ホッホバルメンへ続く道です。

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まだ、元気なお客様達。良い天気にハイテンション

 

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どんどん、どんどん、一部つづら折りのコースを登り続けます。一歩一歩足を動かすと必ず目的地につくのです。

継続は力なり。亀とうさぎの競争の、亀さんチームでいきましょう。

ここからは、主に東の山々(ミシャベル山群、アルプフーベル、アドラーホルン、モンテローザ山群、リスカム、ブライトホルンなど)をみながらの修行、ではなくて、登りです。

 

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ホテル・トリフトから登り始めてちょうど1時間、カーブを回ってみたら、

「おー、マッターホルンの勇姿が。。。出たっ!」

 

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ここでも、レディースの有志を募り、嬉しさを表現していただきました。もうお決まりのスナップです。これなしでは、スイスDコースは語れませんね(笑

 

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ひとりで歩くのも乙なものです。絶対に無心になれます。

 

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ツェルマットを出発してから約3時間20分、ホッホバルメンに到着。

ずっと登りっぱなしで疲れも食欲も出てきました。ランチにしましょう。

 

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この景色に囲まれてのランチ、幸せです!

 

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K様ご夫婦の奥様からいただいた、「ゆかり入りのご飯とお味噌汁」

私は日本を離れて約2ヶ月、久しぶりに食べた日本食は、涙がでそうなほど美味しかったです。

日本の家族も思い出しました。日本人でよかったなあと実感した瞬間でした。

Kさん、本当にありがとうございました。

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後ろを振り返って見ると、ミシャベル山群が近くて大迫力です。

 

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ランチ後のコースは、緩やかな下りや上りのトラバースコース、快適に歩いて行けます。

モンテローザ山群、リスカムに見守られて。。。安心して歩けます。

 

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今度は、前方マッターホルンの北壁と氷河が、どんどん近づいてきます。

 

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マッターホルンが目の前。

スイスのDコースは、宿泊先など企画の都合上、コーススケジュールの変更ができないツアーです。

雲ひとつない、こんな日にここに来られるのは偶然としか言いようがないのです。

 

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氷河とハイカーのコントラストが素晴らしく、思わずハイキーで撮影。

夏のハイキングらしい写真になってますか?

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私のお気に入り、いつもマッターホルンの右隣には、ダン・デレンが見張っています。

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いつでも私にポーズしてくれるS様、ありがとうございます!

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下りがはじまるビューポイントにて。

そこに居合わせた外国の男性に全員の記念撮影してもらいました。

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下りはじめると景色が一変。草原の中のハイキングとなります。

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氷河の下端は溶けて、モレーンのように見えますが実は氷河の上に砂が被っており、まだ氷河が残っているのです。

 

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ションビュールヒュッテに続く道が氷河と並行して南に伸びていますね。

 

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珍しいマッターホルンと滝の写真

 

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幾多の困難を乗り越えて、歩行7時間を歩き切りました。

シビれたハイキングでした。景色もシビれましたが、足も身体も相当シビれてます。連日、歩きすぎで身体にわるい?!(笑

フーリーからゴンドラに乗って、シュヴァルツゼー駅に到着。ここから今日歩いたコースが一望できました。

「本当にあんな所まで行ったの?歩いてきたの?」これが正直な感想です。

 

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チェックインもせずに、

最高の1日に、このテラスで祝杯をあげたのは言うまでもありません。

明日は、マッターホルン登頂のベース基地にトロッケナーシュテックからアタック?します。

小瀬信広

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