ラウターブルンネンのU字谷
皆様、こんにちは、ミューレンから小瀬です。今朝、起きてカーテンを開けたらビックリ、それもそのはず、快晴ですから!
さあ、ミューレン駅でスーツケースをツェルマットに送って(ライゼゲペック)出発しましょう。
本日は、二つのトレイルをご案内しました。
イメージは、
ウェンゲンアルプ1,873m→アイガーグレッチャー2,320m→ランチ(駅内レストラン)→アイガートレイル(工事の為、下部迂回路経由)→アルピグレン1,615mです!
10:20にウェンゲンアルプをスタート。
車道を移動していくと、とても牛舎らしい牛舎にたどり着きます。
スイスによくある小綺麗な牛舎じゃなく、結構、匂いもある牛舎と言う意味です(笑
今日は、睨まれるどころか私たちを追いかけてくれて見送ってくれました、この牛さん。
ありがとね。
この後、樹林帯を進み、最後軽く登ると、
お花が満開コースが広がります!
時々、クライネシャイデック行き、ラウターブルンネン行の電車が轟音を立てて通り過ぎて行きます。
まずは、Haaregg1,990mのコルに到着。
バックに映る山は私の好きなシルバーホルン
お客様の姿、見えますか?
皆さん、今日は念願のユングフラウ三山(アイガー、メンヒ、)に出会えてスーパーハッピーです!
これくらい、ハッピー(笑
この後は、三山とアイガー氷河を眺めながら、この緑豊かな草原をゆっくりと登って行きます。
本格的な登りの始まり。。。
しかし、この後、皆様の会話が途絶えてしまったのです。
なぜって?
なぜなら、このトレイル見た目より、急勾配でキツいから。
それでも頑張って、この草原を登り切ると、突然、モレーンの稜線が姿をあらわします!!
目の前の景色が一気に変わるのです。
感動ものですよ、この変化!
お一人のお客様が、感無量で山々を見上げてるじゃありませんか。
でも、まだ、無口。
ここの登りも結構、キツい(笑
軽装ながら、奥の氷河近くまでいく若者達。
無茶するんじゃないゾ!
稜線歩きを前から見てみると、このイメージ。右側に大きく谷がひらけていて最高のロケーション。
バックには、昨日、我々が滞在したミューレンの街、真っ白な霧の中だったのに登ったシルトホルン展望台、そして、歩いたシルトタールの稜線がはっきりと見えています。
全てがよい思い出。
遠くから見てみると昨日のコースも結構歩いていますよね。
12:00ジャスト、1時間40分、アイガーグレッチャ駅に到着、そのまま駅内レストランにてランチ。
エネルギーチャージしないといけません。
午後からは本日、2本目のトレイルへ
その名も「アイガートレイル」
アイガー直下のコースは、その迫力を満喫させてくれるコースです。しかも今日は雲一つない絶好のコンディション!!
しかし、Vバーンの建設の為に、写真のように迂回しないといけない模様です。
よく見てみると、スキーコースを下り、下り、そして、また登って、登って、アイガートレイルに合流する?! えっ、キツくなったじゃん、午前も十分キツかったのに。。。
「これじゃ、オーマイガートレイルやん」って心の中で突っ込みました。
ダジャレでも、私が楽しければいいんです(笑
さて、ハイキングに戻りましょう。
道標もコースも整備もしっかりとしてありました。迷うことはありません。
本来は、アイガー直下の砂場コースをトラバースするのですが、その下、草原の中を進みます。
登り切ると、ご褒美の景色となるでしょうか?
グリンデルワルトの街、フィルスト、グローセシャイデック、ヴァッターホルンなどが目の前に広がります。
ヴァッターホルン、いつ見ても惚れ惚れします。
ここからは、アイガーと並走ならぬ、並歩。
時々、アイガーの北壁を仰ぎ見てみます。ずっと見ていると倒れてしましそうなド迫力。
やはり、アイガーも素晴らしい山です。
残雪も数カ所残っていました。下が川となっているので素早く渡りましょう。
歩きはじめて、約1時間40分、下山分岐の大滝に到着。涼しい風と冷たい霧が暑く、疲れた身体を癒してくれました。
まさにアイガー下のオアシスと行っても過言ではありません。
最後、急坂を下って、昨日の下り1,000mに引き続き、本日も下り700mを2時間30分で完歩。お疲れ様でした。
太もも、膝周りに相当ダメージが来ていますが、心地よい筋肉痛と思いたい。。。
明日もフィルストからシーニゲプラッテまで、約7時間歩きます。こう、ご期待!
小瀬信広