7月20日(金):晴れのち曇り・気温20度~28度
今日はいよいよフレンチアルプス最終日となります。
ブリアンソンから国道を南へ、エクラン山群を南側からペルヴォーの谷をエクラン国立公園の懐深く入り込み名峰、迫る大氷河を真近に感じるトレッキングを堪能。
セール・シュヴァリエから南側に見えたモン・ペルヴー(3871m)に迫るシャレーカルレ(1874m)まで専用車でアクセス。
ここからスタートしてバール・デゼクラン(4102m)の登頂ルートの基地となっているエクラン小屋へのトレイルをその下部のグレイシャー・ブラン小屋(2542m)まで標高差668mの絶景トレイルを楽しみました。
エクランから迫り出すノワール氷河とブラン氷河を分けるグラン・サニュ(3660m)とセール・ソーベラン(3472m)に阻まれてバール・デゼクランはなかなか顔を出してくれません。
途中、ブラン氷河が勢いよく迫り出す景観に圧倒されながら、ピクニックランチも含めて、約3時間掛けてグレイシャー・ブラン小屋へ到着。
ここから正面に位置するモン・ペルヴー(3871m)は素晴らしい。
また、欲張ってブラン氷河に沿って歩いて、エクラン北壁を拝みたいと考えていましたが、天候と行動計画に限界があり、小屋の景観を楽しんだ後は、シャレーカルレ小屋までゆっくりと2大氷河と名峰、花々を眺めながら下山となりました。
復路の車窓からサン・ヴァンサン村付近から雲に合間からバール・デゼクランの姿を拝むことができました。
他にも南側から見ることができるAgneaux(3570m)もグレイシャー・ブラン小屋の北側上に姿を見せてくれます。
これから南はクイラ保護区からリスル峠をイタリア方面に、そしてナポレオン街道を下れば低山の中央山塊、そして再びメルカントゥール国立公園へヨーロッパアルプスの西南部が地中海に終焉していくのだろう。
エスコート 水澤 史
●フレンチアルプス2大国立公園を歩く・コンテンツ一覧
・1日目・プラローニャンからヴァノワーズへ
・2日目・ぺクレーポルセ小屋からラックプランへ
・3日目・サヴォア県からオートアルプ県へ
・4日目・ラ・グラーヴ滞在
・5日目・シャズレ村から軽ハイキング
・最終日・グレイシャー・ブラン小屋へ
シャレーマダムカルレ小屋からスタート
グレイシャー・ブラン小屋に到着!ブラン氷河と小屋をバックに記念ショット