皆様、こんにちは、ツェルマットから小瀬です。一昨日、イタリア・ドロミテからツェルマットに戻ってきました。
世界遺産のドロミテ山塊、イタリア料理、イタリアの人々は非常に素晴らしく充実した毎日を送ってきました。
しかし、久しぶりに、ここツェルマットに帰ってくると、やはり、ヴァレーアルプスの山々も素晴らしい!
比較するべきものではなく、それぞれに価値があると再確認した日となりました。
さて、本日は、2名様をマッターホルン展望ハイキングにご案内しました。テーシュアルプからスタート、トゥフテレン経由でスネガまでのパノラマハイキングです。
専用車を予約してテーシュアルプまで行かないといけないハイキングコース。ツェルマットの穴場コースとも言えます。日本人ハイカーともほとんど会った事のないトレイルです。
オッタヴァン下のスタート地点。メリッヒ川沿いに南東方向を望むと左側にリンプフィッシュホルンが聳えています。
橋を渡り、テーシュ方面に進んでいきます!
先程まで雲に隠れていたヴァイスホルンが顔を出してくれました。このコースに来たら、できる事ならヴァイスホルンを見たいものです。お客様、よかったですね。
歩き目線だと、このような感じにヴァイスホルンが正面に見えています。V字谷の中間地点を歩いていくので景色が素晴らしい。
分岐地点でひと休み。
先に背の高いオランダ人ご夫婦がベンチに座って休んでいました。りんごを美味しそうにかじっていた奥様と優しい笑顔のご主人が印象的でした。
挨拶を交わし会話しはじめると、グレッヘンに滞在しているとの事。昨日は、このトレイルを歩くために、テーシュアルプのヒュッテに一泊したそうです。
私たちの写真を撮ってくれるというので、お言葉に甘えて一枚、撮っていただきました。
トレイルを左に回り込んで進むと、マッター谷沿いにでてきます。朝、ツェルマット出発時には雲に隠れていたマッターホルンも顔を出してくれました。本日はツいています。
のどかな時間が、さわやかな風とともに流れていきます。至福の時です。
ツェルマットと言えば、マッターホルンの写真ばかりになってしまいがちですが、他の名峰も少し紹介。まずは、Dent d’ Herens、
Testa Grigiaに、Theodulhorn
Ober Gabelhorn
Stockji Gletscherなど、視点を変えて見てみると、見慣れない景色が広がっています。
トゥフテレンまであと少し、
会話も弾んでたくさん笑って、楽しく歩けました。
本日のランチは、レストラン・トゥフテルンアルプで。
マッターホルンビュー付きのテラスで食事が楽しめます。
ここの料理は、とても質素。
野菜スープ、チーズとパン、ソーゼージとパン、アップルケーキのみ。
昔のツェルマット料理を思い出させる素朴な味でした。あえて、そこがいい!
ランチ後は、スネガパラダイスにて定番の構図で一枚。テラスは太陽の光を楽しむ観光客で賑わっていました。
清々しいハイキング日和でした。お客様は、このあとはマッターホルングレーシャーパラダイスへ。
360度の絶景を見られた事を願っています。
小瀬信広
本日のお花 ” ピックアップ ”