皆様、こんにちは、コルチナから小瀬です。
本日は、ポルドイ峠に移動する日です。お天気は曇り。。。
途中、リフトでチンクエトーリにあがりパノラマコース、お花畑コースをファルツァレゴ峠まで歩きました。
なんとも言い難い岩の塊。ドロミテエリアにはたくさんの奇岩が存在します。チンクエトーリは、5つの塔という意味です。微妙な感じですが、4、5本かな!?
スコイヨットリー小屋(2,255m)で準備をしているとイタリア軍隊がぞろぞろやってきました。イケメン達の中に、かわカッコいい女性隊員も一人いて、ハイキング気分がぶっ飛びました。
ロッククライミング訓練で5日間、ここでキャンプを張るそうです。
早速、第一部隊がチンクエトーリの右峰に向かっています。正面の壁で訓練開始です。
準備運動をし始めたら、外国人ハイカーが「私もジョインしていい?」「どうぞ!」で一緒にストレッチしました。終了すると「バイ!」と去って行きました。日本式体操の体験しに来たんでしょうね。
トファーナ・ローゼスをバックに出発!
439番コースをヌヴェラウ小屋、アヴェラウ小屋方面へ
「撃てー!」じゃなくて撮影です。
軍隊を見たせいか、気分が高揚してます。前方のバターボールの群生が色鮮やかでした(笑
振り返るとチンクエトーリが静かに佇んでいます。この奇岩は、早朝とか、夕方とか絶妙な雰囲気を醸し出すんだと想像してしまいました。
白黒で写真撮ったら、さぞ、素敵でしょう。
ね、素敵な一枚になりました!
ヘリコプターも2機旋回していました。映画の世界みたいで非常にカッコよかったです。
ここで、アヴァラウ小屋へ分岐。
30分も登ってくると、
アヴァラウ小屋(2,461m)に到着
反対側にスキー場の草原、チベッタ、マルモラーダが広がります。
今度は小屋の裏手から、441番コースをアヴァラウ山の麓の絶景コースを進んで行きます。
左手に大パノラマを見ながら爽快なステップを刻むことができるコースです。
しかし、急で狭い部分は注意が必要です。
少し登り切るとクローダ・ネグラ山の手前を右に回り込みます。441番との分岐で419番コースを選択しました。山の麓のコースではないのでより落石などの危険性が低く安全です!
下り始めは、サッソ・ルンゴのコルからシウジ高原に抜けるコースを連想させるような岩場です。
昨年の9月の集中豪雨が理由だと思いますが、ハイキングコース上の土が流れて岩々がむき出しとなっており歩きにくいコンディションでした。
しかし、慎重に1時間も下ってくると、一面が草原になってきます。
アルペンローゼも、そのピンク色を誇らしげにふりまいていました。
とにかく、花の種類が多くて、お客様の一人が「イタリアの庭園だ」と表現する程、色とりどりに咲き乱れていました。
いい時期に来ました。
緑の小径を歩いてくるとリメデス湖に吸い寄せられました(笑
「水清ければ魚棲まず」状態の透明感溢れる湖でした。アブラハヤ一匹いませんでした(笑
記念写真を1枚
のどかなハイキングです。
緑の絨毯に広がるアルペンローゼとハイカー。実際の風景は、もっとカラフルで心に残る景色です。ぜひ、見に来てください。
ファルツァレゴ峠が見えて来ました。もう少しです。
ファルツァレゴ峠(2,117m)に無事到着。3時間ちょうどのハイキング、お疲れ様でした。
ランチ後は、正面のファルツァレゴ展望台(2,733m)へ
天気が心配でしたが、
なんとかもってくれ雨にも降られることなく山々も見ることができました。ありがとうございました。
右手奥にスタート地点のチンクエトーリをバックに、皆さんで「バンザーイ!」
お疲れ様でした、今日もドロミテらしいコースを楽しんでいただけたでしょうか?
今夜は、リニューアルしてシンプルモダンになったホテル・サヴォイヤで疲れを癒しましょう。ディナー評判のホテルで楽しみです!
明日は、ホテルの裏からマルモラーダ仰望フェダイヤ湖へのハイキングを予定しています。
小瀬信広