皆さん、こんにちは。フランスはガヴァルニーから河野です。
さて、このピレネーAコースは、ピレネーの絶景トレイルを歩くことは勿論、移動途中にはピレネーでは外せない観光地も堪能してしまおうと言う、欲張りで充実の10間ツアーなのです。
と言うことで、本日の朝、コトゥレのホテル、ボア・ジョリのオーナーさん達に見送られて、
先ずやって来たのは、カトリックの聖地とも呼ばれるルルドです。
早速、ロザリオ聖堂と無原罪のお宿り聖堂に向かって、左右にある半円を描く坂道を上って行くと、
現在はピレネー博物館となっている城塞も見えてきて、
建物の中にも入ってみました。
勿論、奇跡を呼ぶルルドの水もしっかりゲット。
そして、14歳の少女、ベルナデットの前に聖母が出現したとされる、マサビエルの洞窟。
奇跡の泉は、このマリア像の左下奥にあります。
今もこんこんと湧いている水の方には、沢山の方が並んでおりました。
マサビエルの洞窟を後にして、
その横には、ガヴァルニー圏谷を水源とするポー川が流れており、
ベルナデットは、このポー川のほとりに薪を集めに来た時、聖母に出会ってそうです。
さて、最後に訪れたのは、船底をイメージした聖ピオ10世地下聖堂、2万5000人を収容してミサを行うことが出来る世界で3番目に大きな聖堂です。
ベルナデッタ・スビルー、聖母の出現を体験したフランスの聖女で、後にヌヴェールの愛徳女子修道会の修道女となりました。
カトリック巡礼地のルルドを後にして、場面は一転、ラ・モンジュ村まで移動、ランチ時にはピレネー犬とも出会い、
いよいよピック・デュ・ミディに向かいます。
標高2877mの展望台に到着しましたが、
真っ白でピレネーの山岳風景をパノラマで見ることは出来ず、
こちらを見て、これから向かうガヴァルニー圏谷への思いを馳せました。
さて、ラ・モンジュ村の周辺は、冬はスキーリゾート地となる所、
そのラ・モンジュ村から5分、ツール・ド・フランスで有名なトゥルマレ峠にやって来て、
この峠が最初にコースとして組み入れられた1910年の総合優勝者である、オクタヴ・ラピーズと記念撮影。
ツーリスト気分を少し味わえたでしょうか。
さて、ロバさんに見送られて、
お次はこちらの道、ではなく、橋なんです。
この橋は、ナポレオン3世によって架けられたナポレオン橋です。
これから向かうガヴァルニーから続く渓谷に架かる、単一アーチ型の美しい橋です。
橋の上から、やって来たルルド・コトゥレ方面、
こちらはこれから向かうガヴァルニー方面、
バンジージャンプやロッククライミングなどをされる方もいるそうです。
そしてそして、やって来ましたガヴァルニー圏谷!
そのガヴァルニー圏谷を背に、本日から3日間、皆さんが泊まられるのは、
こちらのホテル・ヴィニュマール、展望抜群の立地にあります。
長かった一日も、こちらのレストランで締め括り、
皆さんが召し上がった前菜、メイン、デザート、
かなり満足して頂けた様です。
こちらのレストランの名前はカスカーダ、その名の通り、大きな滝が窓から見えていました。
明日は、この滝に向かって、ガヴァルニー圏谷でのハイキングです!