ホテルからは雲が多く見えていたものの、ヴラタ谷に移動すると青空が広がって来ました。
ハイキングのスタート地点、アルジャジェフ小屋からはスロヴェニア最高峰トリグラフ(2864m)が見えています。
谷の反対側にも2500m前後の山々が連なります。青空に石灰岩質の岩山が映えます
ひんやりとした空気のなか、トリグラフの北壁を見上げながら谷の奥へと進みます。
林の木々は空の色に染まり、見上げるとカラフルな色に覆われていました。
日が射してくると更に色合いが鮮やかになり、秋の色のトンネルを進むようになります。
色のコントラストが素晴らしいです。
森林限界を越えると、山々が間近になります。こちらはステナー山やポガシュニコフ小屋へと向かう登り。周囲は綺麗に黄葉していますが、他にハイカーがほぼいない静けさの中景色を楽しむことができました。涸沢の混雑とは大違いです(笑
小休止の間もトリグラフの北壁がバッチリ見えています。スロヴェニアのザ・ウォール。この国で壁といえば、トリグラフの北壁のことを指します。
避難小屋の前での集合写真。
昨年も一緒に歩いたガイドのアレシュとともに、トリグラフをバックに集合写真。
上からはヴラタ谷の黄葉や
山麓の紅葉など秋ならではの澄んだ空気の中での絶景を楽しみました。
ハイキング後、ホテルへ戻る途中に滝に立ち寄り。
落差が約50mとナイアガラの滝と同じくらいの規模を誇ります。マイナスイオンたっぷり浴びて滝見学。
ただ、ここの見どころは滝の裏側を歩くトレイル。
こんな感じで滝の裏側から黄葉を楽しめます。
岩からしたたる滴がカーテンのようです。おまけの30分ほどのハイキングとなりましたが、素晴らしい眺めを見ることが出来ました。
夕方にはホテルと同じ名前のSpikをはじめとする山々がホテルから見えました。
明日はブレッド湖周辺の観光を経てリュブリャナへ向かいます。
神﨑 裕一