ドロミテ

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今日で2日目となります。
予定どおり今日はトレチメ逆周りのトレッキングです。
逆周りの魅力は、天候にもよりますが人が少ない、朝に晴天なら北壁3峰を見える確立が早くアプローチできるので高いのが魅力です。また、ランチ後に比較的、ゆったりと楽に歩けるのが特徴です。
しかし、私の個人的な趣味は、赤い山といわれるミネラル豊富な「クローダロッサ」の雄姿が光のきれいな
午前中に眺めることができることです。ドロミテでこんな山は他にありません!

ほどほどに2000M~2500Mの植生の高山植物を眺めながらトレチメ北壁を午前中に堪能しました。
クライマーが北壁に張り付いているのを双眼鏡で探しながら赤い屋根の「ドライチンネ小屋」を目指して
標高差約200Mを登ります。

ランチの後に小屋から少し上れば情緒あふれる緑豊かな「プステリアの谷」、オーストリアこれこそ南チロルの雰囲気を垣間見ながら、秘境の「セスト渓谷」に想いをはせてドロミテ山群の北東部分の終焉を見ることができます。
ここ標高約2400Mのドライチンネン小屋で見つけた「レリーフ」はSEPP INNERKOFLERです。(画像3)
第一次世界大戦中にオーストリア軍に尊敬されていた
山岳ガイドです。戦時中のドロミテ山岳ルートの案内人、有名なオーストリア人山岳ガイドです。
「モンテパテルモ」ほとんど山頂から落ちてなぞの死を遂げたとのことですが、実は同じオーストリア軍の兵士が誤射して尊い命を落としました。
戦争が終わってからなぞの死、滑落ではなく、銃弾によっての損傷が遺体にあったのでオーストリア、イタリアで合同で彼の死について捜査した結果、このような悲惨な事実が解明されました。その悲劇にちなんで
ドライチンネン小屋に記念碑が建てられたそうです。

ランチ後は北壁の3峰を惜しみながら、「ラバレード小屋」を経由してスタート地点の「オーロンゾー小屋」へ無事に戻ってきました。

コルチナ滞在なら何度でもトレチメを歩くことで、この地へのリピーターもうれしい気分にさせてくれることでしょう!

明日はジアウ峠(最高地点)~「クローダダラーゴ」を経由してコルチナダンペッツオまで約12KMの「ロングディタンス・トレッキング」を楽しみます。

画像1:赤鉄の山「クローダロッソ」の雄姿をトレチ    メ逆周りより
画像2:トレチメの三山北壁をツアー参加者と放牧の
    牛をバックに。
エスコート:水澤 史

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