【ドロミテサークル5日目】7月22日(水)天気晴れのち雷雨、気温25度
今日はオルティゼーを後にして、北側の方角からガルディナ渓谷とサッソリガイスで名高いガイスラー山群を見上げながらセチェーダ経由でサンクリスチーナ村まで爽快パノラマハイキングを楽しみました。サッソリガイス(3025m)のピークが一際勇ましく、その北側に緑のフネス渓谷がひっそりと奥まで入り込んでいるのが垣間見えます。
一方、南側にはサッソルンゴ、セラ峠まで遠望しながらの絶景トレイルがコルライゼルまで続きます。途中、斜面一杯にエーデルワイスが群生している優しい風景に出会えるのも魅力的です。(場所はあくまでもシークレットポイント?)
今日はお昼から雷雨がひどく、ランチタイム後は雷音に断念し、タクシーでコルバラまで移動してしまいました。ガルディナ峠でストップしてもらって、本来の今日の行程を参加者のみなさんに再度ご案内しました。ガルディナ峠の魅力は、セラ峠に分かれる登りの道とコルバラを経由してバディア渓谷へ続く下りの道が集結しドロミテ東北部までの風景が全て堪能できます。
セラ山群を最も近くにプエツ山群、サッソンガー、北側にはファネス山群のコントリネス、ラバレッラ、コントリネスの3山がひっそりとコルバラの静寂な風景と共に迎えてくれるのです。
雷雨のため縦走ルートを後半歩けなかったのは残念ですが、今日は中日としてゆったりとホテル施設で寛いだり、ショッピングしたり各々コルバラの休日を過ごして頂いたようです。
健脚派には雨が上がった後に、再集合してホテル裏のコルアルトへゴンドラで上がりました。マルモラーダに掛かる雲も取れて、ドロミテの嬢王たる氷河の美しさが大きな存在感を発揮してくれています。アルタバディア地区から眺める名峰郡は、何か言葉では表現できない調和のとれた風景をじっくりと楽しませてくれます。ここまでドロミテ山群を縦走しながら移動してくると、もうドロミテのロケーションを参加者のみなさんがかなり把握されてきている印象を実感しました!明日はバディア渓谷の名峰「サッソデラクローチェ」への登山を存分に楽しみたいと思います。
エスコート:水澤 史