2015年7月19日
天気:快晴
最高気温:25度
日の出時刻:04:46
日の入時刻:20:07
報告者 吉原裕子
★概要★
相変わらず続いている、中南部ヨーロッパの猛暑の影響を受け、エンガディンエリアも例年よりは気温が高めが続いおります。晴天続きなのはうれしい限りですが、太陽さんさんの元ハイキングをしていると、汗ばむほどです。日焼け止めと水分補給をしっかり行って下さい。また、晴れていても雨風対策を忘れないのは山歩きの鉄則です。
また、暑さのお陰で全体的にお花の成長が早まっているようです。真夏の背の高い花が目立ってきました。初夏に咲く花々を見たい場合は、標高が高めのコースを選択されるとよいでしょう。
★主なハイキングコースの状況★
【ムオタスムラーユ/アルプ ラングワルト方面】
・パノラマコース:問題なし。ヤナギラン、トリカブトなど真夏の背の高い花々が目立ち始めました。
・セガンティーニ小屋:問題なし。パノラマコースに比べ標高が高いので、前者ではすでに終わっている花も、多少残っています。
・パラダイスヒュッテ:問題ありません。マーモット遭遇率が高いコースです。
【オスピツィオベルニナ/アルプ グリュム】
問題なし。こちらも背の高い花が目立ってきました。ヤナギランやアザミ系、エゾカワラナデシコといったピンクの花が満開で綺麗です。一方で、アスターやヒメイトシャジンなども群生し、様々な花色のオーケストラが楽しめます。途中の湿地には白いワタスゲと共に、よく見るとオタマジャクシが多数生息しています。探してみて下さいね。
【ムルテル/スールレイ峠/ロゼック谷】
問題なし。今は白いキンポウゲが満開です。標高の低いところでは咲き終わったリンドウの鮮やかなブルーが、ここではまだ楽しめます。
【フルチェラス/フェックス谷/シルスマリア】
問題なし。多少背の高い真夏の花が目立ってきていますが、リンドウやコケマンテマ、ユキノシタといった、背の低い繊細な花々がまだ楽しめるコースです。花の種類の多さでは、こちらが一番でしょう。
***今咲いている花***
ワスレナグサ、セイヨウタンポポ、キンポウゲ、フウロソウ、シャジクソウ、ミヤコグサ、キジムシロ、ルリカンザシ、アスター、リンドウ、ユキノシタ、タマシャジン、ヒメイトシャジン、ツリガネソウ、ウメバチソウ、オキナグサ(翁のヒゲ状態になっている)、アキギリ、クワガタソウ、ゴマノハグサ、イブキトラノオ、ワレモコウ、エゾノチチコグサ、ミミナグサ、アザミ、ヤグルマギク、マツムシソウ、トリカブト、エゾカワラナデシコ、ワタスゲなど。
フェックス谷にて。クモノスバンダイソウとイブキジャコウソウが
寄せ植えのように咲いていました♪
今年は快晴続きのスイス。
ご旅行の計画は、まだ間に合います(≧▽≦)
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