皆さん、こんにちは!
オッキーです!
今日はグリンデルワルドの隠れスポットを紹介します。
その場所は Gleckstein Hutte です。
まずはグリンデルワルドの街から山岳バスでGleckstein入り口バス停を目指します。
何度来ても、これはバスが通行する道じゃない!という幅の道路を大型バスが軽快に登っていきます。
今までにグローセシャイデックまで行かれた方で道中のこの看板が気になった方がもしかしたらいるかもしれませんね。
この看板が今回の目的地であるGleckstein Hutte の案内看板です。
ちなみにSACというのはスイス・アルパイン・クラブの略でスイス国立の団体です。
その団体が運営している山小屋でスイスで150程度あり、日本の山小屋のようなものです。
ただ個人的な感じとしては、日本の山小屋よりも提供している料理などの種類が多く、またお昼時でもレストランの様に営業しているので泊まらずに日帰りハイキングでランチだけのために訪れるのも楽しめます。
バス停の標高は約1550mで標高差は約770mほど、ただ登り返しがあるので900mの登りで距離は片道5㎞ほどとなります。
看板には約2時間40分ほどの時間と表示されていますが 340m/hでの登りペースとなり日本の標準時間よりも早めの表示となっており、日本の登山ルートだと3h~3.5hの案内になると思います。
なので、もしここに挑戦する場合は、登りで3h、ヒュッテでお昼休憩で1h、下りで2.5hほどとなります。
日帰りでも行けますが、ほぼ1日かかると思ってもらう方が良いですね。
そして、もう一つのハードルとしてこの看板があります。
ドイツ語なのでよくわかりませんが調べてみると、高度感のある崖のルートなので高所恐怖症の人などにはハードルが高いよといった感じのことが書かれています。
登り時は、この看板をあまり気にせずのぼりだしたのですが、登りだして少し経つと、ガスがかかっているにもかかわらず、かなりの高度感の連続のルートでした。
まるで、シュテインボックになったような感じで岩場を登り続けます。
注)シュテインボックとは森林限界よりも上に生息する角が立派なヤギで断崖絶壁の岩登りをすることが有名です。
そしてさらに進むと滝がルート上に現れます。
グレッグシュテイン小屋の人たちが、来場する人たちには煩悩を消して清らかな心で来てほしいという思いから、滝行をしないと到着できないようになっているかと勘ぐってしまいました。
滝で心を清らかにした後、もう少し登ると先行者がルートを歩いていました。
この時点では雨が降り出してすでに私は雨具を着ていたのですが、この先行者は逆にこの雨が快適なようでしたが、気温が低いためか少しゆっくりとしたペースで歩いていましたね。
道中は、地図を確認しながらあとどれくらいかを確認しながら歩いていたのですが、ガスガスのため気が付いたら、すでに小屋の前に到着していました。
ここまで約900mの登りで距離にして4.5㎞弱でした。
この小屋から奥にもルートが続いていますが、すべて青ルートでアルパイン系のルートとなり、ロープ類などを持っている方が多かったです。
小屋は、多くのメニューがあり、ランチでもいろいろ楽しめそうです。
ちなみに、私はアプリコットパイとアップルジュースを選択。
ビールじゃないですよ!
ステインボックをモチーフにしておしゃれなメニュー。
到着したときは小雨でガスの覆われていたのですが、お昼を食べて終わって外を見るとガスが抜けてグリンデルワルドの街を見下ろす絶景が広がっていました。
ランチを食べ終わり下りだすと、ガスが抜けており絶景の連続!
登りの時はガスがかかりあまり気づかなかったのですが、下り時にガスが抜けて視界が広がると。。。
可愛いお花が咲き乱れているのですが、落ちたら終わりよという断崖が続き、地獄と天国がまじりあったような何とも言えないコースが姿を現していました。
高度感のあるコースではありますが、景色は素晴らしく、上空の雲が抜けていればこの滝の上から連なるオーバーグリンデルワルド氷河の全容を見ることができ、より壮大な景色だったと思います。
グリンデルワルドの街から見るとアイガー、メッテンベルグ、ウェッターホルンの三つの大きな山の間に大きな谷間があるのが分かるのですが、その谷の奥からグリンデルの街を見下ろす絶景です。
コース終盤にも大きな雪渓があり終盤まで飽きることがありません。
今回はGlecksteinバス停に戻らず、オーバーラーグレッチャーまで下るルートをとり1250m付近まで下りましたが、登りだしたバス停まで戻って下ることも可能です。
ただ、バスの時間が1時間に1本なので注意が必要で、オーバーラーグレッチャーまで降りれば30分に一本の間隔でバスがきます。
オーバーラーグレッチャー手前の高原では方々くされた牛たちがグリンデルをバックに草を食んでおり、先ほどまでの切り立った岩場の緊張感から一転ほっこりさせてくれる風景に出会えます。
グレッグシュテインヒュッテ
グレッグシュテインバス停より、標高差 約950m、距離 約9㎞ 予想コースタイム 6時間程度
オーバーラーグレッチャーまで下った場合
下りの標高差が +330mほど 距離 約 + 1㎞
となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
オッキー