12月15日(土) 雨のち晴れ、気温12度
今日は待望のカラファテから約80km、マゼラン半島経由でペリトモレノ氷河観賞及び氷河ミニトレッキングを楽しんできました。周辺のビエドマ、マルコ二、ウプサラ、スペッガツイー二などの氷河が沢山存在しますが、このペリトモレノ氷河は世界遺産にも1981年に指定され、多くのツーリスト、ハイカーが観賞、氷河上を歩きに来る唯一の氷河なのです。
▲ペリトモレノ氷河に降り立つミニトレッキング
▲起伏のある氷河を歩く醍醐味
▲氷河の氷を砕いたロックアイスでウイスキーを楽しむ
ここ10年ペリトモレノ氷河散策を安全に快適にできるように、遊歩道が半島に整備されました。
氷河クルーズでより接近して、氷河が崩れ落ちる瞬間やその氷河が他の氷河に干渉しながら崩れ落ちる落雷音のような迫力を間近に感じられるのはとても興奮してしまいます。
降雪、雨によって長年の年月を掛けてパックされたブルーアイスは、立体的でとても美しく太陽光に照らされ、近くで見るとクリスタルのようです。セラック帯が随所に見られ、その青空とのコントラストは大自然が腕によりを掛けて造成した賜物です。
▲遊歩道からの氷河も迫力満点
▲綺麗なブルーアイスをバックに記念撮影
約17kmが識別できる単体の規模、さらに30kmに及ぶチリ国境付近の3000m級のアンデスのピークを源流となし、高さは約70m、見えない湖底まで約630m〜700mにも及ぶ強大な氷河。ラーゴアルヘンテイーノの氷河湖をつくり、サンタクルーズ河へと注ぎます。
このパタゴニアは、海底の火山、堆積岩にマグマがじっくりと浸透して爆発せずに長年に渡って
浸透し、花崗岩を造形し温度が高い部分は黒色、下部は白色、比較的若い地層、そして南極に最も近い地、テイエラ・デル・フエゴの歴史もたっぷりと辿ってきました。
15世紀のヨーロッパ中心の大航海時代、新大陸への飽く無き領土拡大への想い、列強各国の威信を掛けて邁進した時代がはっきりと確認できました。
夕刻は、各々がカラファテの街散策したり、ショッピングしたり、ジャクジーを楽しんだりカラファテの夜を楽しまれたようです。
▲お土産屋、カフェ、スポーツショップが軒を連ねています
▲散策が楽しいカラファテの街
▲民芸品も豊富
▲ジャグジーでのんびり
▲▼サーモンやビーフ、ラムなど美味しいです。量が多いですが。。
明日は最南端、ウスアイア(ウシュアイア)へ移動していきます。
エスコート: 水澤 史