皆様、こんにちは、ポルドイ峠から小瀬です。今回のツアーもハイキングは最終日になってしまいました。
本日は、ホテル裏からスタートしマルモラーダを右手に見ながらフェダイア湖までのパノラマハイキングにご案内しました。
スケジュール盛りだくさんの為、8:30に出発。ホテル裏手のコースはいきなりこんな素敵な景色です。
小さな教会に寄り道をしてのスタートとなりました。
601番のハイキングコースから少し逸れますが、リフト降り場右手をぐるっと回り込むとなんと、草原奥に広がるサッソ・ルンゴとセラ山の一部が目の前に広がります。
はい、本日はフェダイア湖へのハイキングとなります。この道標は、中間地点にある小屋の紹介です。
コースに戻ると前方にマルモラーダ(3,343m)が広がります。この名峰を見ながら歩くことのできる人気コースです。どんどん近づきマルモラーダの姿の移り変わりを楽しんでいくイメージです。
この緑まばゆい草原が私たちの心を癒してくれます。
まるで「ドロミテの女王・マルモラーダ」が緑のマントを纏っているようです。
色んな国のハイキング、マウンテンバイク、トレランの人々と出会いました。それぞれのペースで思い想いにすすんでいきながら、すれ違いざまに、あいさつを交わします。なんと心地よい感覚でしょう。
あいにく曇り空だったのですが、ドロミテの女王は、ズシリと佇み私たちを出迎えてくれました。
私は、冬に何度かスキーで山頂から滑っているので、どちらかというと懐かしさを感じてます。
歩き始めて約1時間15分、登り坂を登り切ると突然、フェダイヤ湖が目の前に広がります。
ビューポイントで湖をバックに記念撮影。疲れが吹き飛ぶ瞬間です。
Veal dal Pan小屋(2,432m)にて休憩。
今回はカフェマッキャート(エスプレッソ+ミルク)で身体のスウィッチを入れ直します。
イタリアは、ほんと、エスプレッソが旨いです!
マウンテンバイクも快調に細い道を飛ばしていました。お互いを尊重し合っているため、不快な事もまったく起きません。
すれ違う度に笑顔であいさつします。
イタリアでは元気に「ブォンジョルノやチャオ」ですね!
私は、この風景が大好きです。
緑の草原も目に優しくていいのですが、自然の中に、道を作らせてもらって私たちが通ることができる。共存ってイメージが頭に浮かびます。
前方の山の迫力、すごいです。人間の小さなこと。
お客様も頑張って歩きました。
途中、コースから外れて北の方角をみるとまた違ったドロミテ山塊が現れます。
マルモラーダ氷河とお客様。等間隔に注意して歩いてもらいました(笑
ビッツ・ボエ(3,152m)をバックに記念写真!
マルモラーダ氷河の中腹に小屋が見えます。あとでランチに行って見ましょう。
この分岐で、フェダイア湖に向かって一気に下ります。集中して一気に!!
足元に注意しながら、
時々は緩やかな斜面もありますが、
湖が見えてくると安堵を感じます。
約3時間半のハイキング、お疲れ様でした。
ダムサイトを渡り、
マルモラーダ氷河へのぼる立ち乗りリフトに乗車して約10分
Pian dei Fiacconi小屋に到着 (2,626m)
少し気温が低いのでランチを食べて体を温めましょう。今日、お客様がランチに選んだのは、外れのないミネストローネ、そしてタリアテッレです。
ランチ後は、次の小屋、
Giacchio Marmokada (2,700m)まで行ってきました。
氷河が間近に見え、景色も良い素敵な場所です。
サッソ・ルンゴとセラ山群をバックに、「はい、チーズ」
セラ山の前に、小さく小屋が見えますが、あそこから歩いてきたんです。こうして見ると長い距離を歩いたんだなあと感心してしまいます。
さて、タクシーでポルドイ峠に戻りましょう。グループの場合、タクシーを上手く利用すると時間を有効に使えます。
さあ、次は、
ポルドイ展望台へ!
おなじみサッソ・ルンゴ(3,182m)とセラ山群の一部、Piz Ciavases (2,831m)
ドロミテに来たら、(くる前でもいいです)、トファーナ山群、ソラピス、アンテラオ、
ペルモ、チベッタに、
そして、マルモラーダ、先のサッソ・ルンゴとセラ山群の8つを覚えておけばドロミテ・ハイキングがより面白くなります!
あと、トレチーメにチンクエトーリ、クリスタッロ、サッソンガーなどもあります。やはり、何度か来てください。(笑
今回、ご参加いただいたお客様へ
4日間のハイキング、お疲れ様でした。ドロミテ山塊を存分に楽しんでいただけた事と願っております。
また、近い将来、一緒にハイキングできます事、心より楽しみにしております。
明日からは、エキサイティングな北イタリア・水の都ベネチアをお楽しみください。
ありがとうございました。
小瀬信広