皆さん、こんにちは。フランスはガヴァルニーから河野です。
本日は、このピレネーツアーフランス側でのハイライト、世界遺産ガヴァルニー圏谷が誇る絶景ルートのハイキングです。
午後から雨の予報でしたので、朝8時にホテルを出発し、エスプグエット小屋への登山口に到着。
その小屋への荷物輸送用のロバくんも待機しておりました。
標高1340mから2030mのエスプグエット小屋までの上りを含む、歩行約5時間の周遊ハイキングコース、早速行きましょう!
最初は、傾斜のある九十九折りの上りが続きます。
眼下に、ガヴァルニーの街が見えてきて、
名峰タイロン(3144m)などの山々も見えてきます。
ハイキングも4日目、皆さん、順調に歩を進めて行きます。
中々大変な上りでしたが、遂に見つけました、ピレネーアイリス。
美しいピレネーアイリスが、皆さんに元気をくれました!
そして、エスプグエット小屋まであと1時間の案内板まで辿り着き、樹林帯を抜ける直前に見えてきたのは、
本日の目的地、エスプグエット小屋です。
下に目を遣ると、シルバーアザミが存在感を放っておりました。
そして、後ろを振り返ると、遂に目にすることが出来ました、「ローランの裂け目」!
その「ローランの裂け目」を見ながら、ここで少し休憩。
丁度、ハチさんが、ヒレアザミに向かって来ましたので、すかさずパチリ。
休憩の後、牛さん越しに見えるエスプグエット小屋を目指して、ハイキングを再スタート。
少し上った所で、後ろを振り返ってみると、
遠くに、フランス側ピレネーで最高峰のヴィニュマール(3298m)が見られました。
氷河が山頂付近にあることを確認。
さて、目の前にエスプグエット小屋が見える所まで上ってきて、
遂に、標高2030mにある、エスプグエット小屋に到着。
「ローランの裂け目」をバックに、皆さんをパチリ。
続いて、フランスピレネーを代表する名峰、ヴィニュマールをバックに。
更に、本日の目的地だった、エスプグエット小屋をバックに。
登山口で見たロバさん、こんな所まで荷物を運んで来るんですね。
スペインとの国境となる2807mの峠、両脇100m、高さ60mが垂直に切り立ち裂けている「ローランの裂け目」、じっくりと鑑賞しました。
よ~く見ると、沢山の登山者が「ローランの裂け目」を越えようとしています。
お腹も空いてきましたので、エスプグエット小屋でランチタイム。
料理も美味しく、
窓から見えるのは「ローランの裂け目」。
さて、ここからの景色を目に焼き付け、
エスプグエット小屋を後にして、
正面にヴィニュマールを見ながら下山、
途中から、圏谷奥に向けて進路を取り、この様な所も通りながら、
今度は、ヨーロッパ最大級の落差(422m)を誇る「グランド・カスカーダ」が、目に飛び込んで来ました。
うわ~っ、滝の下には人が一杯。
標高差がある為、流れ落ちる間に流水は飛翔し噴霧する為、滝壷を作りません。
その大滝をバックに、皆さんをパチリ。
ガヴァルニー圏谷をバックに、川沿いの道を歩いて、
ガヴァルニーの街で一息ついてから、ホテルに戻りました。
全てが規格外のスケール、ガヴァルニー圏谷、感動の出会いでした。