皆様、こんにちは、オーストリアのマイヤーホーフェンから小瀬です。本日は、1泊2日の日程でベルニナーヒュッテに行って来ました。
標高2042mに立つヒュッテ正面には、グローサーメーゼラー(3480m)がそびえ、大きな氷河が2つ広がっている眺めの抜群なロケーションです。
6月24日 ハイキング2日目
2泊お世話になった教会横のホテル・クラマーヴィルトに別れを告げて、
ナンバー4102、9:10発のSchlegeis行のバスに乗り込みます。
Breitlahnerにて下車し、ベルニナーヒュッテへスタート。コースタイムは3時間。私たちは4時間くらいでしょうか。
オーストリアは、タール(谷・渓谷)が本当に美しい国です。山々の間から無数に湧き出ており、U字谷、V字谷を形成し、それらは決して険しい形相をしておらず、むしろ谷全体をおおう新緑が、なぜだか、どこか心をおだやかにしてくれるのです。
ハイキングコースだけでなく、例えばタクシーで移動していたとしても、窓から見える谷、渓谷の懐の広さをすぐに感じ取るはずです。
今日も、全ての風景がまるで絵画のようでした!
1時間30分、振り返ると随分と登って来たことがわかります。谷の奥の平らな部分から歩き始めています。
雪渓が川の両端に残っていました。
休憩も入れながら、ちょうど2時間、GRAWAND HUETTEに到着。
ランチタイムにしましょう。量が多いのでシェアをしながら。私が全部決めまさせていただきました。
ケーゼシュピッツェリ、シュニッツェル、イタリアじゃないけど、お客様がお好きなボロネーゼ。
スイスと比べると一皿が半額以下のお値段。平均一人10ユーロでドリンク込みで食べることができます。
さあ、お腹がいっぱいになったところで後半戦スタート。
それまでは車道を歩いて来ましたが、やや道幅が狭くなってきました。牛も、のどかに草を無心に食べていました。牛ってなんか考えているのでしょうか?
アルベンローゼの群生が綺麗なピンク色を輝かせながら咲き乱れています。アルペンローゼヒュッテが近くなった証拠です。
川には氷河が溶けだしているので色がほんのりミルキー色
テラスで休憩している人々に挨拶しながら、アルペンローゼヒュッテの前を通り過ぎ、
正面の景色を見たら、後ろにある山のコースに入り、約45分登って行きます。
最後の上りコースです。天気もよかったし暑かったので若干、へばりました。
ようやく、ベルニナーヒュッテに到着。ランチ1時間を含み所要約5時間。
石造りの大きなヒュッテ、中は洋館のよう、木の階段がギシギシなっています。クライマーやハイカー、学生たちで賑わっていました。
ヒュッテからの絶景1
ヒュッテからの絶景2:シュタインマンドル2634mを中心に、左にホルン氷河、右にヴァクセック氷河と主峰グローサー・メーゼラー
周りを散策したり、テラスでお茶をしたり、Wi-Fもなく、自然の中で過ごす幸せな昼下がりでした。私の携帯も電波なし!!
グラーシュやボロネーゼの質素な夕食を楽しみ、明朝4時発のシュヴァルツゼー行きを楽しみに早く寝ました(笑
6月25日 ハイキング3日目
朝、4:00に起きたにもかかわらず、外は無念にも雨。結構、強いのでシュヴァルツゼー行きは断念しました。
シュヴァルツゼーは、夕焼け、朝焼けが綺麗、しかも往復3時間はかかるので気合が入っていました。
まあ、これもまた、屋外活動の宿命です。いさぎよく諦めて、ゆっくり歩いてもギシギシなる廊下を忍び足で部屋に戻りベットに潜り込みました。
雷もなり、雨脚が弱くなるのを待ちましたが、変化なし。
雨の中を下りました。べしょべしょですよ、もう(笑
バス停横で、通りすがりのサイクリストと記念写真。我々がおりて来た道を登って、何とか峠まで行くそうです。
バスでマイヤーホーフェン駅まで戻ると、ツィラータールバーンでおなじみの蒸気機関車が停車中。
ラッキーとばかりに写真撮影。機関士さんも仕事中なのに愛想よくしてくれてハッピー。
マイヤーホーフェンでは、ランチ、ショッピングを楽しんで、カプルーンへ移動しました。
小瀬信広
本日のお花