エンガディンから、
”世界遺産ベルニナ線で通勤しています”
の 吉原です。
本日のガイドは、王道コースのひとつ。
世界遺産・ベルニナ線沿線の
Ospizio Benina(オスピツィオ・ベルニーナ)から
Alp Grum(アルプ・グリュム)
までの一駅を歩くコースです。
ここは、プライベート・ガイドでも
団体様でもよく使うので
普段なら
目をつぶってでも歩ける…?
くらいの道のりなのですが…
今日は、
“大事件”が起こりました★
ハイキングを始めて間もなく、
背後から
チリン、チリン、カラン…
スイスではお馴染の カウベルの音。
あぁ、放牧しているんだな
近くで…
最初はそう思っておりました。
が、
音が だんだんと
近づいてくる。
しかも ひとつやふたつでは
ありません。
カラカラ、カランコロンチリン…
ドッドッド…
無数のカウベルの音と共に
近づいてくるのは
牛の足音。
ふと振り返ると
土煙と共に
う、牛の大群が…(゚д゚)!
そう、ちょうど
放牧中の牛を
移動させる朝にあたったのです。
先頭は、やはり牧場主の方。
貫禄があります。杖も似合っている。
お行儀よく 主に追従(先頭のは)
Lago Bianco沿いに、延々と続く牛の行列。
さながら、民族大移動、といった様相です。
土ぼこりを舞い上げ
ざっと100頭以上が移動する様は迫力!
カンブレーナ氷河とカウ。
こんな光景は、
スイスに滞在していてもなかなか見れまへん。
行列が後部に行くにつれ
途中で、文字通り
“道草を食う”者が現れたり
列を乱すものがおり…
人も牛もおんなじですね(笑)
ベルニナ線の線路を横断中のカウ達。
もちろん、電車のことなど
お構いなしなので
牛追いの方々は気が気じゃないでしょうね…
最後尾には 跡継ぎらしい少年も。
小さい体でナメられないよう、
杖を打ちうち、必死でした。
…結局、ゴールの
Alp Grum付近まで
ほぼ同行した私達。
パリュー氷河が見え始める
この辺りで
ようやくカウ団体様とはお別れ。
しかし、とあるカウは
別れが惜しかったのか…?
私が、この氷河と鉄道の写真をカメラに収め
満足した直後、、、背後から突進。
そして 突き飛ばされました…(@o@;)
草むらに 1mのダイビング!をした私。
側にいた牛追いさんによると
“あれは子連れだったから
気が立ってたんだと思うよ。大丈夫?”
え、えぇ 大丈夫ですが…
目を合わせたわけでもないのに
そして私は完全に背を向けていたのに
なぜ…
彼女も、疲れてイラついていたのでしょうか。
…ともかく
ハイキングコースでよく見る
“子連れの母牛には気をつけて下さい”
の標識は、本当だったことを実感したひとコマでございました。
それにしても、
この”事件”の他は、
いつも通り平穏かつ晴天、
素晴らしいハイキングとなりました。
絶景に、笑顔もキラキラ☆彡
かわいいお花もまだまだ咲いています♪
エンガディンでは、この付近にだけ見られる
白いツリガネソウ。可憐です。
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太陽と牛と共に、お待ちしています(^^)/