テーシュアルプへの専用車の車窓から
皆様、こんにちは、ツェルマットから小瀬です。
本日は、9名のお客様とテーシュアルプのパノラマハイキングへ行ってまいりました。
晴れの予報でしたが、昨晩の雨が少し雲として残り影響していました。
歩きはじめ、ヴァイスホルンは、山頂だけは出ており、ラッキー!
リンプフィッシュホルンは、光と雲の加減が渋い写真となりました。
テーシュアルプの谷沿いを進んでいきます。見る度に、山が雲に隠れたり、出たり。
最近は暑い日が続き、ビス氷河も黒ずんできていました。
お客様のH様は、動物を見つける天才!
奥のオスのゲムゼ(アルペンカモシカ)と手前の白っぽいメスのゲムゼを見つけていただきました。その後も、鹿も見つけていただきました!
マッター谷沿いに出てくると正面にマッターホルンを見ながら歩くことになります。
マッターホルンの山頂が出た瞬間に一枚!
ご存知のとおり、このコースは斜面が急な為、毎年、崖崩れと雪崩に悩まされています。
2016年にできたシェルター。これができあがるまでの3年間、コース閉鎖となりました。900mに渡って、5つのシェルターが点々と続きます。
常に、上部を見上げながら落石がないか確認して歩かなければならない、スリリングなコースです。
本日、参加のお客様のI様、3年前のツェルマット滞在では、このコースがまだオープンしておらず歩けなかったそうです。
本日、リベンジできましたね。
崖崩れ防止のシェルターの一部が崩れています。不安を感じるシェルター。2年間直してない。。。
今シーズンは、5月に降雪があったりと不安定の天候のおかげで、7月頭に見つけることのできなかったエーデルワイス。
本日、ようやく見つけることができました。背の高い西洋人みたいなお花でした。
私のお気に入りの場所。斜面に広がる新緑と正面のマッターホルン。
本日は、山が雲の中で残念!
背後に目を向けるとスイス国内最高峰のドムとテーシュ村のシンボル、テーシュホルンが切れのよい姿を見せてくれていました!
歩き始めて約2時間、ツェルマットの村が眼下に見える丘で休憩
左側には、カストール、ポルックス、ツェルマットブライトホルン、そしてマッターホルングレーシャーパラダイスが広がります。
いつも立ち寄るトゥフテレンのレストラン。
ここでのメニューは、たった4つしかありません。
①大麦の入った野菜スープ、②チーズと黒い食パン、
③ソーセージというかサラミに近いゲムゼ(アルペンカモシカ)の肉と黒い食パン
④アップルケーキ(生クリームトッピング可能)
いつ食べても全く飽きのこないシンプルな味。
この飽食時代に貴重なメニューです。皆様もここに来たなら、ぜひ、ご賞味ください。
ランチの後は、樹林帯を抜けてスネガへ
木々の間から、チナールロートホルンやオーバーガーベルホルンが目を楽しませてくれました。
山頂はスッキリしない微妙な状態でしたが、最後はマーモットも見ることができ動物、エーデルワイスの発見でエキサイティングな1日となりました。
小瀬信広