Buenos dias!
ウシュアイア滞在中。昨晩の雨で山の上には降雪がありました。初夏なんですけどね。
世界で最も南を走る列車で、かつては囚人を乗せて木材を切り出しに行っていた蒸気機関車です。
こうしてみると南極までもう少し。アンデス山脈から北極までがうっすらとつながっているのがわかります。
そしてここは南北アメリカ大陸の国々を結ぶ幹線道路、パンアメリカンハイウェイの終着点でもあります。
パタゴニアの大地、地球の裏側南緯55度の世界からお届けしました!
原田
Buenos dias!
今日でカラファテとお別れ。朝日を浴びながら空港へ移動します。
カラファテから日本まで16987km。まるで直行便があるかのような絵ですね!
南米大陸を飛び越えフエゴ島上空へ。
1520年、世界一周の航海の途上でマゼランがマゼラン海峡を通過した際に煙が上がっていたことからフエゴ(火)の島となりました。
ウシュアイアに到着!こちらはホテルからのビーグル水道の眺めです。
チャールズ・ダーウィンが1831年から1836年にかけて行ったビーグル号による地球一周航海の際の経路で、ビーグル号から水道の名前をとりました。
少し休んで軽くハイキング。
ホテルの裏山からマルティアル氷河方面へ。
小川のせせらぎを聞き、木漏れ日を感じながらのハイキング。
奥には氷河も見えています。
午後は雨が降ってきましたが、素敵なカフェでお茶をいただきながら良い時間を過ごせました。
原田
Buenos dias!
本日はエルカラファテからペリトモレノ氷河へ!
エルカラファテのモニュメントからスタート。
ここアルヘンティーノ湖は山からの水と氷河が溶けた水が別方向から入り込んでいます。この草原部分も夏になれば氷河が溶けて水で埋まっていきます。
影でCalafateと浮かんでいますね!
ペリトモレノ氷河へ出発!
ガイドのクリスティアーノはマテ茶を楽しんでいます。
ストローに秘密があるんです。フィルターになっており、茶葉を吸い込まないようになっています。
プラスチック容器は便利だけど、かぼちゃの皮で作ったもののほうがフレーバーが出て上等です。
ペリトモレノ氷河に到着!
幅は3キロ、高さ50-60mの氷壁。水面下には140mも氷が沈んでいます。世界有数の巨大氷河です。
ペリトモレノ氷河は数少ない”成長し続けている氷河”と言われますが、ここ3年ほどは急速に後退が進んでいるようです。
1日に1.5mも進むという氷河。崩落の瞬間も見ることができました!
その後も氷河周辺をじっくり一回り。世界でここにしかない景観を堪能できました!
原田
Buenos dias!
名残惜しいですがパイネにお別れし、チリからアルゼンチンへ!
国境ではゲートを2つ通らなくてはならないのですが、どちらも「本当に国境?」という感じ。
看板犬がしっかり見張ります。
我々の車もしっかり追いかけられました。ちゃんと検査したのか!?と言わんばかりです。(ちゃんと入国許可は降りています!)
乾燥したステップ地帯を果てしなく進みます。
途中のラ・レオナで休憩。
レオナというのはメスのピューマの意味。1877年にペリトモレノ氏(科学者・探検家)がメスのピューマに襲われたことからその名前がつきました。
また1905年には有名なアメリカの強盗ブッチキャシディ、サンダンス・キッド、ヘレンペイジらが宿泊していたという事件でも有名です。
パタゴニアを代表する山フィッツロイや世界で最も登攀が難しいといわれる山セロトーレへの基地でもあります。
原田
Buenos dias!
本日もパイネ国立公園から。朝、部屋の前からこの景色が見られるのは素晴らしい!
今日は予定を変更しパイネ満喫ツアー&軽ハイキングです。
さっそくグアナコが出迎えてくれました。子供はおそらく生後5日以内です。
パタゴニアを彩るお花にたくさん会うことができました!
カラファテ。
「その実を食べれば、パタゴニアを再訪する」という言い伝えがあります。
レディーススリッパ。不思議な構造の花ですね!
アツモリソウの仲間で日本では絶滅危惧種です。
ノトロ。パタゴニアの春を彩る赤い花です。生命力が強く、氷河が後退して最初に生えてくるそうです。
パイネをバックに!
この広範囲。火災の原因はいずれも人の手によるものです。敬意を持って自然を楽しまなくてはいけないですね。
サルトグランデ。氷河の湖から湖へ、この滝で水がつながっています。
水も風も流れに圧縮されて、常に強風が吹きます。
パタゴニアの強風は夏だけ。海からの風が氷河に冷やされ山を跨ぎ、勢いを持って吹き荒れます。
パイネの構造です。
堆積岩の下からマグマが風船のように押し上げ、その後氷河が鋭利に削りました。
パイネの成り立ちから動植物まで1日かけて感じることができました!
Buenos dias!
プンタアレナス、マゼラン海峡の朝。世界の果ての水平線から日が登ります。
9号線を北上してパイネへ。
ダチョウの仲間のニャンドゥやコンドル、フラミンゴ、アルパカの一種グアナコなどに出会いながら、真っ直ぐに伸びるRuta del Fin del Mundo(世界の果てルート)をひた走ります。
途中の街プエルトナタレスに到着。フィヨルドの海越しにパイネグランデが見えてきました!
ランチではアサードを。
香辛料をほとんど使わずに、粗塩のみで約4~5時間も遠赤外線でじっくりと焼き上げます。
牛のアサードが一般的ですが、パタゴニアでは羊です。
油も甘く美味しい!定員さんの提案より少なめに頼んだはずですが、それでもかなり多かったです。
また車を走らせてしばらくすると、パイネの全貌が見えてきました!
氷河の湖は、氷が削り取った鉱物を多く含み青く染まっています。
これ以上ない最高の立地。部屋の窓からパイネの山々が正面に。夢かと思うような光景です。
今日は日中は暖かく、ホテル前の川で水浴びをする人も。
クエルノ峰、グランデ峰、そしてトーレス・デル・パイネ峰の3つの山塊が見えています。
1200万年前、堆積岩の地層の下にマグマ侵入し固まりました。マグマは固まって花崗岩となります。そしてそれらが氷河で削られていきます。
こうして、上部には黒い堆積岩、下部には頑丈な花崗岩を持つ2色の岩山が誕生しました。
お部屋からもごゆっくり、この筆舌に尽くしがたい光景をご覧ください。
明日はしっかりハイキング。さらにパイネの魅力に接近します!
原田
Buenos dias!
本日から始まるのは、地の果てパタゴニアを巡るトレッキングツアーです!
日本からカナダを経由してはるばる到着しました!
写真はサンチャゴープンタアレナス間の飛行機内から。これからこの険しくも美しい山々を訪れると思うとワクワクしますね!
プンタアレナスはマゼラン海峡に面したパタゴニアの中心都市。南アメリカ大陸最南端の都市です。
プンタアレナスは1849年に建設されました。移民用の植民地として、また問題のある軍人に懲罰を与える流刑地でした。
パナマ運河が開通するまで海上交通の要所として栄えました。
大航海時代のポルトガル出身のスペインの航海者マゼラン。1520年10月21日に西の海へと抜ける海峡を見つけました。
足元には2種族の先住民が。征服者と非征服者の残酷な関係を感じてしまいます。
このアラカルフ族の足先を触ると無事航海を終えることができるという言い伝えがあります。旅の無事を願い、触っておきましょう!
まずは長旅お疲れ様でした。明日からは国立公園エリアに移動、パタゴニアらしい山の景色が待っています!
原田