こんにちは、今日は5日目です。
昨日の、静かな山小屋でのほのぼのとした宴から一夜が明けまして(前日のブログ参照)
朝早く目覚めて窓から外を見ると、まだ月が見える!
急いで外に出ます。

澄んだ空にぽっかりと浮かぶ下弦の月を独り占め。
冠雪した山の稜線が美しい。。。

写真を撮っているうちに、宿にも灯りがつきました。
でも外に出てるのは私だけでしたね。

それもそのはず、外は霜で真っ白になるくらいキンキンに冷えていましたので。。。
刻々と移り行く朝の景色を楽しみたい!その気合だけで頑張って外にいましたが、かなり手はかじかみました。

さて、朝食を済ませ、早速出発。まずは復習の意味と、まだ日帰り客の来ていない朝の静かな雰囲気を楽しむべく、昨日の湖にまいります。

陽が短くなるこの季節には、まだ太陽が届いていません。

でも、それがまたポイント。湖とカラマツに徐々に陽の光が射し、見え方が変わっていく様子を見るのが良いのであります。日帰りだとこんな早く来れないから、泊まりならではの醍醐味。

おてんとさま、来ました~。
カラマツの色が一気に命を吹き返し、体もきゅうにポカポカして来ます。
太陽ってほんとに偉大

湖の色も、どんどん眩しい青色になって。

昨日と今日と二度見れて良かったわ♪と言って下さり私も嬉しいです。

光が射すと、暖かい黄金色になるカラマツ。

陽の光が届いたところから、たちまち霜を融かしていく…
魔法の杖みたいです。

毎年好きなのが、色づいたカラマツの葉と霜の共演。

足元を注意してみると、まだ残っているお花も。これはキジムシロ(たぶん)

日陰でまだ霜のついたカラマツと、向こうはすっかり暖かそうになっているカラマツの森。

いや、ほんと好きなんで、しばし連写したのをご覧ください。

ー

ー

陽光が正に今届いた時のカラマツの枝。これからじわじわと融けていく

若冲の画にでも出てきそうな個性的な枝ぶり。

・・・と、初冬の香りがするアルプスの森の中、沢沿いに点在する湖を訪ねつつのハイキングが今日のメニューです。

一通り歩いたあとは、日当たりのいい側に移って、昨日バスを乗りかえた最寄りバス停まで下ります。

ー

ー

静かで素朴で美しい。。。大好きな谷、今年も来させてくれてありがとう~♪
と、別れを告げて…

ベルニナ線にてティラーノへ!
…ブルージオ橋では、各乗客入り乱れてこんなお祭り騒ぎでした。

さて、ティラーノについたら、世界のグルメ大国・イタリア料理を堪能するのも大きな楽しみのひとつ。
初日の今日は、地元でもオサレなレストランにて早速グルメな夜。

秋ですので…ポルチーニ茸がごろごろ惜しげもなく入っているキノコソースのグリーンパスタ☆
グリーンなのは、お茶ではありませんよ。ネトル(イラクサ)での色づけ。体にもいいね♪

メインは、これもまた季節もの!鹿肉のフィレステーキ。
ポルチーニも鹿も、普通に近所でとれますので、新鮮でめちゃ美味~。
特にスイス料理が続いた後では、胃袋にもお財布にも優しゅうございます。
地元の美味しい赤ワインと共にいただく地産地消イタリアンの夜。
あ~、満腹、幸せ…
てことでティラーノ深掘りの三日間、初日でございました。







































































































