朝5時、朝食と昼食のお弁当を受け取り、ホテルを出発。宮之浦岳を目指す淀川登山口に到着です。
まだ暗い中6時過ぎにヘッドランプを付けて登山開始!往復16kmの道のりは10時間コースです。
明るくなってくると周囲の植物の様子も見えてきます。樹皮がはがれた独特の姿を見せるヒメシャラ。
ここから先はいよいよ世界遺産エリアへと入ります。
淀川小屋奥の橋からは美しい清流と紅葉が楽しめました。
木の根が覆いつくす登山道。森に人間がお邪魔している感じがします。
時折苔も見られましたが、雨があまり降っていないのか乾き気味・・
しばらくすると視界が開け、トーフ岩を載せた高盤岳が見えてきました。
さらに進むと黒味岳が姿を現します。目指す宮之浦岳はこの山々の裏側。なかなか姿を見せてくれません
何かのオブジェのような枯れ木。こんな絵になる木が多くあります。
歩き始めて約3時間で高層湿原の花之江河に到着。黒味岳が近づいてきました
ここで休憩タイム。おにぎりなどでエネルギー補給。長い行程なので、エネルギー補給も大切です
さらに進むと、現れたのがマムシグサ。毒があり食べるとピリピリするそうですが、鳥に食べてもらえるように一時的に糖度を高めて、生育場所を広げるそうです
さらに登ると、屋久島が森から花崗岩へと表情を変えていきます。ロープを使う難所が数か所あります。
タイミングよくヤクシカに遭遇!
投石平からようやく宮之浦岳が見えてきました。中央で重なる2つの山の奥の方が宮之浦岳・Top of 九州です。
アップダウンを繰り返しながら、、、
ロープの難所を乗り越えて、、、
宮之浦岳へと少しずつ近づいていきます。
ゲンコツ岩とトイレ。この辺りのトイレでは携帯トイレを使い、持ち帰るシステムです。トイレ内は意外とキレイですよ。
近づいてきた宮之浦岳。人影が見えるのが山頂です。それにしても月に35日雨が降ると言われる屋久島らしからぬ晴天です!
そして歩き始めて約6時間で山頂到着!よく頑張りました!九州最高峰・最南端の100名山です。晴天のお陰で遠くに開聞岳まで望むことができました。
山頂でランチタイム。でも下りがあるのであまりのんびりはしていられません。
長時間の歩行で疲労が溜まりますが、お客様同士で助け合ってくださいました。ありがとうございます。
宮之浦岳と別れを告げるポイントで、宮之浦岳を指さして集合写真。
花崗岩の上で寛ぐお客様。
下山も長く登山口に戻るころには日が暮れる長い1日となりましたが、皆様無事に歩いていただきました。本当にお疲れ様でした&登頂おめでとうございます。
明日は白谷雲水峡で屋久杉や苔の森を楽しみましょう。
神﨑 裕一