7/24発スイスDコース6日目☆展望台&マッターホルングレーシャートレイル〜ヘルンリーヒュッテ〜シュヴァルツゼー

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ヘルンリーヒュッテ3,260mのテラスから

 

皆様、こんにちは、ツェルマットから小瀬です。

スイスDコース6日目の本日も晴れの天気で迎えられることができました、感謝です。

お客様は、連日のロングハイキングで疲れも相当に溜まってきていますが、今日もその疲れもぶっ飛ぶほどのハイキング内容でした。

どれくらい素晴らしいかと申し上げますと、

まずは、気晴らしに、標高3,883mのマッターホルングレーシャーパラダイス展望台に観光、

そして、トロッケナーシュテック2,939mからマッターホルングレーシャートレイルを進みます。川の橋の地点2,660m〜リフト降場2,775m〜ヘルンリーヒュッテ3,260m〜シュヴァルツゼー2,583m

下り279m、登り600m、下り677m、歩行約5時間半

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マッターホルン登頂者が写っている写真のご紹介。拡大して見てください。

左は、出発前8:20頃シュヴァルツゼーのホテルから撮影したもの、右は、9:15頃、マッターホルングレーシャーパラダイスの展望台から撮影したものです。

登頂に成功した人や北壁を登っている人の姿、イタリア側から登っている人など、非常に興味深いです。

 

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私は以前、With-Fの原稿に「マッターホルングレーシャーパラダイス展望台の景色を見ずしてツェルマットは語れない」と書いたことがあります。

スイスDコースのお客様にも見ていただきたく予定に追加して展望台へ行ってまいりました。

ちなみにこのロープウェイは、1979年に建設されました。39年、意外と若い(笑

 

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展望台からはイタリア側のグランパラディソ、グリヴォラをのぞいて全ての名峰を見ることができました。

 

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ブライトホルンには今日も大勢のクライマーが登っていました。

 

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青空と淡く霞む山々、そして雪原を歩くクライマー達。

絵になります。

 

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ヨーロッパ最高峰のモンブラン、ヨーロッパ三大北壁のひとつグランドジョラスも見えました。

これで三大北壁(アイガー、マッターホルン、グランドジョラス)全て見たことになりますか!

 

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ハイキングは、冒頭でご紹介した通り、本日も、下り、登り、下りといつも以上に内容充実。

まずは、トロッケナーシュテックからマッターホルングレーシャートレイルを。

久しぶりに来たら工事の為、いつものコースがクローズ。案内もないので安全確認の上、工事現場を突っ切らせていただきました。ごめんなさい。

 

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2018-19スキーシーズン用に、S3バーン(世界一高いゴンドラになるそうです。)の姿が具体的になってきました。

スキーヤーのハートはワクワクです。

フェロースキーでも、

2019シーズンは、「ツェルマットスキーツアー大キャンペーン」を開催します。

フェロー特製プレゼントやリフト券1日無料などの特典もついています。ぜひ、来シーズンはツェルマットへ!

お申し込みは、小瀬(こせ)まで!

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フェロースキーの宣伝は、これくらいにしてハイキングに戻りますよ。

テオドールグレッチャーゼーを回り込むように奥の赤い大地へすすみます。

 

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前方の景色は荒涼とした今までにない景観ですが、バックにはツェルマットの名峰が勢揃い。

 

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赤い大地に到着。

 

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このあたりで解明されている変成海底はオフィオライトと呼ばれ3つの部分で構成されています。

 

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粘土と石灰岩からなる堆積岩で、ビュンドナー粘板岩に変化したもの。

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全員の記念写真。女性陣の三角形はマッターホルンを表現していただいたものです。最初は、たけのこかと思いました。

 

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中央の海底火山でできた溶岩で緑色片岩に変化したもの。緑色片岩はこの辺でよく見かける岩です。屋根やねずみ返しにつかわれているあの岩です。

 

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色が濃く高密度の斑岩と呼ばれている海洋性深成岩。アルプス造山活動期に蛇紋岩に変化したもの、これら三種類で構成されているそうです!

 

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今度はグレッチャートレイルを離れてヘルンリーヒュッテコースへ分岐し、登りのはじまりです。

 

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私は、このコースの風景が大好きです。

 

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振り返って後ろを見ても、惚れ惚れするような景色。

ミシャベル山群、アルプフーベルの台形がたまりません。

 

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最近では、ハシゴ、ロープなどコース整備が完璧になされており安全に早く登れるようになっています。

 

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最後のヒュッテへの急な登り。

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13:05、ついにヘルンリーヒュッテ3,260mに到着。10時にスタートしたので約3時間

 

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連日、この天候です。テラスは、ハイカー、クライマーでごった返し。

見事、登頂に成功したクライマー達の笑顔がたまらなくいいです。

 

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ヒュッテからの特別な景色。。。

 

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ここに来たハイカーだけの特別な景色です。

 

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時間的に遅い戻りですが、マッターホルンの挑戦者?登頂者?が取り付きに戻って来ていました。

 

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おちゃめなK様とS様が指差す方向は、

 

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マッターホルンとヘルンリーヒュッテ。いつ見てもどっしりと迫力があります。さすがは世界で一番写真に撮られている山です。

あのヒュッテから45分でここまできました。下りは早いはやい。

ぜひ、皆様もヘルンリーヒュッテに挑戦してください!(注:急登のある上級者ルートです)

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15:30、無事にシュヴァルツゼー駅に到着。

今日も達成感味わえる素晴らしい修行、ではなくてハイキングでした(笑

明日は、最終日、ブラウヘルトからオーバーロートホルンのピーク、狙います!

小瀬信広

カテゴリー: スイス, ツェルマット   パーマリンク